四国山岳紀行 No475-120228 藤目山 (ふじめやま) 136.5m △4 (藤目山)
                      香川県観音寺市粟井町 地図 観音寺(南西)  山岳紀行トップヘ


                        粟井神社の上に有る藤目山

この山は観音寺市粟井町のアジサイで有名な粟井神社の西側に有る山で、戦国期に斉藤氏の山城、藤目城があったとされています。麓の粟井神社の境内には約3000株のアジサイが植えられており、6月 下旬にはアジサイ祭が開催され、近郊の見物人で賑わう。平成13年(2001)現在の社殿が築かれている。


          岩鍋池の奥に藤目山                        駐車場から二の丸へ

この山へのアクセスは国道377から南折してこの粟井神社を目指す。神社の入り口には粟井川を堰きとめて造った神鍋池が水を湛えており、その北奥に藤目山が見えている。この池の突堤を通って登山口である神社の駐車場に着く。アジサイの植えられたアクセス道の入り口には案内板が有り、割と急なセメント舗装の車道を登って行く。


                      二の丸跡から本丸へ続くアクセス道

神社の入口の案内板から200mほど車道を西に登った所が藤目城二ノ丸跡で、「史跡藤目城址」の石碑と、「藤目城跡」と書かれた案内板が有り、今は桜が植えられていて、ここに石塁が残っている。 石組みは比較的新しく後の御旅所当時のものだろうか


                         藤目城二ノ丸跡と石塁

藤目城は四国統一のために讃岐侵攻を行った長宗我部元親によって、天正6年(1578)に落城した。本丸跡は約300m西の藤目山(136m)の山頂で、ここから更に100mほどダート道となった車道を詰めて行くと、「藤目城址(新四国)、不動院、剣山神社」と刻まれた手槍石柱が有って、ここから山道を登って行くようになるが、この車道と上で合流する。


           ここから山道へ入る                         車道終点の不動院

林の中の静かな登山道を登って行くと折り返してきた車道に出る。すぐ上には藤目不動院と剣神社が有り、ここまで車で来られるが、登山の感じが無いので敢えて山道を登って来た。不動院には千手観音が奉られていて、軒先には小さな凡鐘がぶら下っている。その隣に小さな神社が有って剱山大権現が奥に奉納されている。


                       山頂に至る石段と正一位社

剣神社の横には立派な鳥居が有り、その前から頂上の本丸に至る石段が続いている。途中に紅い鳥居の立つ林の空間が有って、藤目稲荷大明神が奉られた社が有る。頂上は東西100m南北30mほどに整地され、周囲に四国88箇所ミニ霊場の石仏が整然と鎮座している。


                       山頂広場に鎮座した石仏等

この頂上の広場は、弘法大師を祀るミニ四国霊場となっており、第1番から88番の石像が有って、中ほどに弘法大師生誕1100年(大正3年)記念碑や舎利塔、観音像などが有り、また広場の中央には水の溜まった井戸の跡のような窪地がある。


                       山頂広場に有る記念石碑等

昭和初期まで、この藤目城本丸跡がこの神社の御旅所として利用されていて、例祭の時は「おさがり」でなく山頂へ向かう「おあがり」だった。 村人は、御馳走やお酒を持って山を登り、楽しい時間を過ごしたという。時世も変わり、御旅所は社殿より低い場所に移された。


                        山頂広場に有る四等三角点

山頂周辺は植生が豊富で、ユズリハ、カクレミノ、アラカシ、トベラ、ヒサカキ、アカマツ、ヤマモモ、広場に植えられたサクラ、ツバキ、サザンカ、アジサイ等、季節の花も楽しめそうである。三角点は稲荷神社の上に有って、剣神社の前からは北から東にかけて、西讃平野の奥に荘内半島から阿讃山脈まで眺望が広がっていた。


                        剣神社前からの広大な眺望

《コースタイム》 県道 5分(車)→粟井神社登山口 10分→頂上   
          駐車地 登山口駐車場   歩行時間 約20分   
          難易度 ★
          爽快度 ★★★

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