四国山岳紀行 No472-120220 台山 (だいやま) 157m △4 (院内)
                     香川県観音寺市豊浜町和田 地図 讃岐豊浜(北西)  山岳紀行トップヘ


           県道から見た台山                        林道終点からの西望

県境の大谷山から高度を下げながら、北に派生する尾根の末端に位置するのがこの台山で、当時の海上交通を司った、首長墓とされる5世紀初頭の古墳が有ったとみられ、その後に中世山城が築城されていたとみられる山であるといわれている。


                        林道終点のNTT中継塔前

この山の登山口は南北に有るが、前回の西ノ山と同じNTT中継塔に至る林道終点からアタックした。シダの中の踏み跡を尾根に向かって進んで行く。10分ほどで尾根の前山のピークに出る。水タンクが有ってここからは踏み跡は不明瞭となり、シダや灌木を掻き分けながら稜線を辿って行くようになる。


                        林道終点から尾根に取り付く

植林帯に入ると踏み跡は明瞭になり、要所に掲げられたピンクのリボンを追って進んで行く。頂上が近づいてくると植林帯から自然林に変わるが、尾根を外さないように進めば踏み跡は明確である。前方が明るくなって祠が見えてくると開けた頂上に着いた。


                        ピンクの目印が要所に有る

頂上は100㎡位の平らな明るい空間で、東側には大きな水溜りが有って獣達の大浴場ができている。南側の林の中には龍神の祠が佇んでいる。側面には明治三十六年と刻まれていた。降雨の少ないこの地方の村人は天に近い山頂に龍神を奉り、水飢饉の都度天に降雨を祈っていたのであろう。


            山頂の竜王神祠                         山頂の猪のヌタ場

三角点を示す国調の標柱が有るのに石柱が見えないので、付近のシダを掻き分けてみると四等石柱がシダの中に埋もれており、周りを整理して見えるようにしておいた。山頂周辺は林で展望は無いが、木の間越しに観音寺市街方面が垣間見られる程度である。記念撮影をして往路を下って行った。


           シダに隠れた三角点                       赤い実が青空に映える

この山の獅子ヶ鼻城主大平伊賀守国祐、天正13年(1575)土佐の長曾我部元親の軍に攻められ落城した。このときの城主の幼い姫を抱いた姥が満々と水を湛えた南麓の姥ヶ懐池に身を投じ、村人は姫を敵の手にかけさせなかった姥の勇気を称えた伝説がある。


        北に観音寺市街が垣間見える                   シダを整理した四等三角点

《コースタイム》 県道R241号線 5分(車)→NTT中継塔前 林道終点登山口 30分→頂上
          頂上 30分→NTT中継塔 林道終点登山口
          駐車地 林道終点NTT中継塔前   歩行時間 約1時間   登山道 荒れている 
          難易度 ★★★
          爽快度

ページの最初に戻る