四国山岳紀行 No463-111219 番駄ケ森(ばんだがもり) 605m △無
                       愛媛県東温市井内/下林 地図 伊予川内(南西)  山岳紀行トップヘ


        重信川より番駄ケ森(左ピーク)

番駄ケ森は塩ケ森の南西方約1キロの稜線上に位置し、この稜線は旧川内町と重信町との境界となっている。山全体は植林されており、近年大規模な伐採跡が目立つ。正規な登山道は無く、植林の踏み跡などを利用して登らなければならないマイナーな山である。今回は塩ケ森駐車場から稜線を辿ってみた。


          塩ケ森より番駄ケ森                         駐車場奥から遊歩道へ

塩ケ森ふるさと公園駐車場から尾根の遊歩道を進んで行くと、200mほどで少し下って南側のこじんまりした駐車場に着く。そこから再び奥に続く遊歩道に入って行くと、150mほどで遊歩道は終点となり、右側斜面は伐採跡で眼下に重信町の市街地が広がる。少し左に下れば車道に出るが真っすぐ杉林の尾根を登って行く。


                        遊歩道終点から植林帯へ

登りが緩くなり植林が切れると、背丈以上の笹藪が現れて行く手を拒まれるが、薄い踏み跡が続いているので笹藪を掻き分けながら進んで行くと、数十メートルほどで藪が切れてぽっかり作業道の終点に出た。この作業道は東斜面のシキミ畑から登って来ているようで、終点の西斜面は大規模の伐採跡となっている。


           植林を抜けると笹藪へ                     笹藪を抜けると伐採地

伐採跡は広範囲に広がっていて、眼下に東温市街が手に取るように眺められる。林業は植林してから伐採出荷するまで約半世紀の年月を要し、2-3世代かけての手入れが必要で、安い外材に押されて採算が取れなくなったと聞く。手入れがされていない放置林が多いのも頷けるが、何か良い施策は無いものだろうか。


                      伐採地からは自然林の中の登り

ここから再び稜線沿いに尾根の自然林の中を登って行くようになる。杉が目立ってくるようになると、足元には冬イチゴが真っ赤な実を一面に着けている。いつの間にかシキミ畑の境界に沿って進むようになり、次第に急登になって来る。シキミ畑は手入れが行き届いていないのか荒れている。境界を急登すると頂上に着いた。


          冬イチゴがいつぱい                       シキビ林に沿って登る

頂上は平らで自然林と人工林が混在していて眺望は無い。三角点もなく通り過ごしてしまいそうな場所で、辛うじて壊れたキティさんの山名板が掲げられているだけで、何もない寂しい山頂である。山頂の南側は自然林と人工林が交差して、送電塔付近のコルまで急降下しているようだ。


         急登すると林の山頂に着く                    ここにもキテイるキティさん

往路のシキミ畑に沿って下って行くと、シキミの切れた所からシキミ畑への道が下っているので、尾根を外れてこちらを下って行くことにした。シキミ畑は最近手入れをされていないのか、ススキなどの雑草が茂って作業道を覆っているが、この季節は枯れているので歩くには大した邪魔にはならない。


          帰りはシキミ畑を下る                       次に登るケタ山が見える

正面に白銀を纏った石鎚山系を眺めながら、見晴らしの良い作業道をジグザグに下り、広い少し荒れた作業道を登り返すと、伐採跡に続く往路の作業道の終点に着いた。あとは往路の笹藪を抜けて尾根を下ると遊歩道に出る。駐車場からは往路を下らずに次のケタ山に向かうため、南へ久尾方面へ下って行った。


《コースタイム》 R11則之内交差点1分(車)→保免地区登山口 15分(車)→塩ケ森山頂駐車場登山口
          30分→頂上 20分→作業道終点 10分→塩ケ森山頂駐車場登山口
          登山道 踏み跡程度  歩行時間 約1時間
          駐車地 塩ケ森山頂駐車場   難易度 ★★★  爽快度 ★★★ 次のケタ山へ行く

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