四国山岳紀行 No461-110421 黒岩山(くろいわやま) 170.3m △3(黒岩山)
                          高知県土佐市新居 地図 土佐高岡(南西)  山岳紀行トップヘ

                      北東側の県道新居辺りからの黒岩山

この山は仁淀川河口の右岸に位置する黒岩山である。アクセスは仁淀川大橋西側から県道新居線を南へ、海岸道路へ出る少し手前に有る新居郵便局角から右折する道路を進むと、少し先に土佐市新居コミュニケーションセンターが有り、ここから登山口の神社まで歩いて200m足らずである。


            県道脇の郵便局(左)とコミニュケションセンター(右奥)から登山口に向かう

コミュニケーションセンターに立ち寄り、管理人さんに登山口やこの山の事を聞くとあまり知らないらしく、付近の畑で作業をしていた年輩の人にわざわざ聞きに同行して下さった。黒岩山と言ったので地元の人は判らなかったようで、山頂に山の神を奉っていると聞くと、判ってもらえて登山口を丁寧に教えて頂いた。

今は登る人も無く道は荒れて無くなっているという。奥に見える墓地の手前から左へ神社の中の石段から登山道になっているようだ。この辺りは津波来襲の際の避難所通路になっていて、道筋には太陽電池を付けた夜光燈が数基設置されているのが目に留った。


           最初は竹林が続く                         谷に続く掘割を進む

墓地の手前から左折して小さな神社の鳥居をくぐり、右手に有る石段を上がると両側は竹林となった広い道が谷まで続いている。谷からは沢沿いに登っているが次第に荒れてくる。要所に先行者の青いポリ紐の目印が結いられていてこれを頼りに進んで行く。


          谷沿いに登って行く                         再び竹林の中を登る

踏み跡は沢を跨いだりしながら次の竹林に突入していく。密生した竹林の中は落葉で踏み跡は消されているが、数メートル間隔で着けられた目印を頼りに登って行くと、登山口から半時間足らずで尾根に出た。ここを記憶して尾根筋を北に進んで行く。


          竹林から尾根に出る                         尾根道を北へ進む

尾根筋も所々木々の枝が絡む所が有るが、落葉が積って下生えが少ないので歩きよい。周囲は自然林で山栗、樫、アセビ等が茂り、特に栗が多くその毬が無数に落ちている。尾根筋にも目印が続いており、迷うことなく山頂へと進んで行く。


          途中に有る石の祠跡                        爽やかな尾根道が続く

尾根道が確りして広くなると前方に古びた小屋が現れた。その向こうに鉄骨造りの錆びれて壊れかかったトタン屋根の下が山頂となっている。広場の北側中ほどには台座の上に祠が奉られ扉は施錠されている。麓の人が言っていたが石鎚神社を奉っているらしい。


          山頂は鉄骨の屋根付                        東側には朽ちた鳥居

その左側には三等三角点と地理院の標柱、祠の右側には「山神」と刻まれた石碑が石の上に鎮座している。山頂の東側には朽ちた木の鳥居が立ち、手前に小さな一対の狛犬が見張り番をしている。こちらから参拝道が登って来ているようだが、道はシダに埋もれて荒れているようである。


          鳥居の側に一対の狛犬                      祠の脇に山神の石碑

麓の人々には村の鎮守の神として昔から崇められ、年に一度はここに集まって行事をしていたようで、大屋根の下でシートを広げて献杯をしていた光景が想像される。時代の流れと共に不便な風習は次第に廃れて行ったことが放置された景観から窺われる。昔の知る人のみが知っているであろう。そんな事を想いながら往路を下って行った。


                         祠の側に三等三角点

《コースタイム》 登山口 25分→尾根 20分→山頂 15分→尾根分岐点 20分→登山口
          登山道 未整備荒れている  歩行時間 約1時間20分
          駐車地 コミニュケセンター駐車場   難易度 ★★★  爽快度★★
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