四国山岳紀行 No456-110403 郷山(ごうやま) 255.1m △3(郷)
                         愛媛県新居浜市郷 地図 新居浜(北東)  山岳紀行トップヘ


                         北側から見た郷山連山

郷山は新居浜市街の東に位置する山塊の一つで、山名は北麓の地名からきている。その中の最高峰に登ってみた。多くの尾根やピークが重なる複雑な地形の山塊で、懐に入ってみると何れが主峰か見当が付き難い事からも窺われる。地形図を頭に叩き込んで判り良い西側から稜線を詰めてみることにした。


          県道336から平尾墓苑へ                      墓苑の上方に林道入口               

地形図を見ると、西麓に有るサッカ場上の平尾墓苑上の峠から「林道郷山頂上線」が延びており、ここから取り付くことにした。整然とした墓苑を過ぎて間もなく峠に着く。道標が有って北側の平尾桜公園の桜は三分咲きで、紅白の幕が張られて花見の準備がされていた。入口のスペースに車を置いて林道に歩を進める。


           林道終点から山道へ                      良く整備された巡視路

林道は尾根を巻きながら南から北へ、そして再び尾根を南に巻いて行き止まりとなる。この間1キロ足らずか、開けた所からは新居浜市街が南北に眺められる。林道終点からは四電の送電塔巡視路を辿って行くようになる。尾根の南側を巻きながら、アップダウンの少ない良く整備された道を進んで行くと最初の分岐点に着く。


           鉄塔分岐ポイント                          巡視路を離れて右へ

左へ登らずに真っすぐ下って行くと、南側の光明寺方面から登って来た巡視路との分岐点に着く。ここはNo2鉄塔の方向へ真っすぐ進んで行くと次の分岐が現れる。整備された道の突き当たりはNo2鉄塔で行き止まりとなるので右の尾根道へ進んで行く。尾根道は整備されていないが良く踏まれていて歩きよい道が続いている。


          反射板尾根が見えてくる                        道脇に咲く山椿

前方に前衛峰に有るマイクロウェーブ反射板が見えてくる。まだずいぶん遠いなあと思いながら道脇に咲く山椿の花や膨らみかけたツツジの蕾など、季節の移ろいを感じながら歩を進めて行く。220m峰手前のコルへはシダのトンネルを急峻に下っており、コルからは220m峰へのきつい登り返しが続く。220m峰からは少し下って次のピークを登り返すと反射板の下に着く。


                          反射板尾根に立つ

反射板からは前周展望が開けて素晴らしい眺望だ。西側は今歩いて来た峰の向こうに新居浜市街が広がり、南から東にかけては重畳たる山並みが続いている。北側はこの山のピークから郷山連山が東に連なり、目指す主峰が見えている。ここからはぐっと踏み跡は薄くなってくる。雰囲気の良い林の中を感を働かせて稜線に向かって進んで行く。


                        反射板からの新居浜市街


           反射板から郷山                          郷山手前のピーク


         樹林帯から尾根に取り付く                    尾根道の一部はシダの中

稜線道はシダに覆われているが長くは続かない。快適な尾根道有り、アップダウン有り、痩せ尾根有り、ビーク有りの変化に富んだ尾根歩きは退屈しない。頂上直下はシダや灌木が密生しており、道が消えてしまっているので頂上まで一息で有るが難儀する。シダや灌木を掻き分けながら狭い頂上に着いた。


          快適な尾根道も有る                         山頂が見えてきた

平らになった頂上は猪の掘り返しが見られ、藪に囲まれて東に少し開けるのみで眺望は無い。北隅に国土地理院の三角点を示す標柱が有ったが、石柱は藪に埋もれているのかと思いながら探すが見つけられなかった。稜線道は地形図では山頂の南側を巻いて更に東へ延びているようだが、踏み跡さえも見分け難い程荒れている。


          尾根道から黒島方面                        郷山山頂三等三角点

最高点の山頂を制覇したので往路を下山して行く。南側の光明寺登山口からは、ごうし谷からNo8鉄塔の有るピーク(154m)に向かう。そこから巡視路を進んで、稜線道に合流することもできるが距離的に大差はない。幾つものピークを越えながら、山頂までの変化に富んだ楽しい縦走であった。


          ごうし谷からのルート                          ごうし谷登山口

《コースタイム》 登山口 20分→林道終点 15分→鉄塔分岐 15分→220m峰 15分→
          反射板ピーク 20分→頂上
          頂上20分→反射板ピーク 45分→林道終点 20分→登山口
          歩行時間 約2時間50分 登山道 鉄塔分岐までは整備されている 
          反射板ピークまでは明確 山頂直下は荒れている  
          駐車地 林道入口  難易度 ★★★  爽快度 ★★★ 
         
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