四国山岳紀行 No454-110324 興昌寺山(こうしょうじやま) 72m
                       香川県観音寺市八幡 地図 讃岐豊浜(北西)  山岳紀行トップヘ


          東側から見た興昌寺山                       琴弾山と興昌寺山(右)

興昌寺山は琴弾山の北隣に位置し、琴平山と共に名勝遺跡の山である。東麓に有るこの山の登山の起点となる七宝山興昌寺は、開山は弘法大師で古くは真言密教の道場であった。境内には俳跡「一夜庵」やミニ霊場88ヶ所巡りコースが設けられ、この山には横穴式古墳や珍しい根上り松が有る。


                        県道脇の看板から興昌寺へ

三架橋から真っすぐに県道21号「豊浜詫間丸亀線」を仁尾方面へ進んで行くと、スーパー「マルナカ」が有り、信号を過ぎて間もなく「一夜庵」への看板に従って小道に入ると奥に興昌寺が見えている。門前に駐車場が有り、山門を潜って石段を上がり、境内を詰めて行くと一夜庵の案内板が有る。


          静かな佇まいの一夜庵                      天然記念物の根上り松

石段を上がって行くと開けた空間に一夜庵が現れる。享禄元年(1528)の建築で日本最古の俳蹟。俳諧の祖山崎宗鑑法師が京都山崎から来てこの庵を造り、没年まで26年間永住して俳諧、書道などの発展に貢献した。庵は数度の改修をしているが、ほぼ原型をとどめており、多くの有名俳人が訪れている。


                     静かな登山道沿いには椿の花が咲く

一夜庵から西へ広い遊歩道を詰めて行くと「根上り松」に着く。根の部分のほとんどが地上に露出した珍しいクロマツで、根は元々地中にはっていたが、周囲の地面が長年の風化浸食により下がり、このような形になった。根の太さ1m、高さ3mの物が数本有って、まさに自然の芸術品である。


                        尾根に出ると視界が開ける

根上り松から往路を引き返して、一夜庵手前の墓地の横から登って行くと、ミニ88ケ所参拝道に出る。出た所に第四番大日寺の地蔵さんが有って左へ進んで行く。水平道が終わると折り返しながら登って行くようになる。道脇にはこの季節に咲く山椿などが多い。尾根に出ると視界が開ける。


                         山頂に有る第一号古墳

良く整備された広い遊歩道を進んで行くと、間もなく奥にぽっかり口を開けた第一号古墳が見えてきた。この辺りが山頂部か一段盛り上がっている。古墳は表土の消失が多く、石室は玄室後部が残ってる状態で奥に石仏が奉られていた。近くに山崎宗鑑の墓址が有る。「宗鑑の墓に花なき涼しさよ」 虚子

《コースタイム》 興昌寺 3分→一夜庵 5分→根上り松 10分→展望所 2分→第一古墳(頂上) 10分→
          興昌寺   歩行時間 約30分 登山道 散策道として整備されている   
          駐車地 興昌寺駐車場  難易度 ★ 
         
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