四国山岳紀行 No450-110222 堂ノ向山(どうのむかいやま) 258.1m △4(椿堂)
                愛媛県四国中央市川滝町/下川町 地図 伊予新宮(北西)  山岳紀行トップヘ


                   四国霊場番外札所椿堂付近からの堂ノ向山

この山は四国別格霊場第十四番札所「椿堂常福寺」の北方に位置し、中腹には桜の名所「堂ノ向公園」が有る。マイナーな山ではあるが、頂上近くにバイクのトライアル練習場が設けられていて、フアンのメッカとなっている。この山のアクセス道は国道R192沿いの川滝小学校西側の小道に入って川滝公民館の前を進んで行く。


           アクセス道の入口                          要所に有る道標

要所に有る堂ノ向公園の道標に従って進んで行き、最後の道標分岐を見送って行くと終点のトライアル練習場に着く。入口に車を置いてセメント舗装の坂道を練習場の整地された稜線に出る。視界が開けて東に県境の曼陀峰、その奥に雲辺寺山が見えている。


                       尾根に有るトライアル練習場

北方には高丸、金見山、大谷山などの県境の峰が連なり、南方には中央構造線の法皇山脈が壁のように近くに見えている。ここから自然林の中の尾根を西に進んで行く。稜線の南側は常緑樹が密生していて、逆光に映える林が美しい。


                         爽やかな林の尾根道

落ち葉の堆積した歩きよい道が終わると足元にシダが絡んでくるが、尾根を外さずに進んで行くと前方に突然コンクリートの変な塔が現れた。上部に乗かっているのはサイレンで、昔周辺の集落に時を知らせたりしていたそうで、今は情報が発達して使われなくなっている。


           役目を終えた報塔                         三角点と受信設備

その向こうに国土地理院の標識と三角点、少し先に共同アンテナ設備が有る。周辺は灌木が茂って眺望が無い。この辺りで一番高い山なので、周囲を整備すれば西に宇摩平野や中央構造線の法皇の山並みが展望できるロケーションだろうと思いながら下山していった。


                          山頂の四等三角点

麓に有る椿堂常福寺は「椿堂」の名をもって広く知られ、その昔、大同2年(807年)邦治居士なる人物この地に庵を結び、地蔵尊を奉る。弘仁6年(815年)10月15日未明、巡錫中の弘法大師空海がこの庵を訪れ、当時この地方に悪い熱病(現在の流感)が流行し住民が苦しんでいることを知り、手に持つ杖を土にさして祈祷し、病を杖と共に土に封じた。後に、この杖より逆さ椿が芽を出し成長する。住民はお大師さまの御霊徳に、この椿を「大師お杖椿」として信仰の対象とし、この庵を「椿堂」と呼びこの地方の地名にもなったという。
 

           東に三県境の曼陀峰                       北に切山辺りの県境

《コースタイム》 R192から 5分(車)→トライアル場 10分→頂上 10分→ トライアル場

          歩行時間 約20分 尾根道 明瞭   
          駐車地 トライアル場入口  難易度 ★ 爽快度 ★★★ 
          山名は不詳で仮名としました         
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