四国山岳紀行 No438-101223 重茂山(じゅうもさん) 294.4m △3(大井)
                    愛媛県今治市玉川町/大西町 地図 今治西部(南西)  山岳紀行トップヘ

                     広域農道ロータリー付近からの重茂山

この山は二つの峰から成っていて玉川町側の峰は重門山、大西町側の峰は重茂山と呼ばれているようで、山頂は中世の伊予河野一族武将の城址で、「えひめ森林浴88ケ所」と「重茂城跡ふれあいの森」となっている。登山口は県道163号線の玉川と大西の旧町境の峠に「重茂城址」の道標が有る。


                       峠にある玉川町側からの登山口

峠を境に少し手前と越えた所に登山口が二つ有って道標が有り、何れもすぐ上で合流する。今回は大きな看板の有る玉川町側から登った。城跡まで400mと表示されており、そこから藪っぽい車道が入っているが40m程先で行き止まりとなっていて、その手前から登山道が延びている。


                   この地方のイメージを損なう登山口の不法投棄

車道の入口に車を置いて進んで行くと、不法投棄された廃品が目立つ、入口に有る不法投棄禁止の看板が泣いている。永遠に腐らない陶器の便器や電化製品など見苦しいことこの上ない。特にテレビなどの電化製品から溶け出す強力癌物質であるPCGなどの有害物質が水源の汚染となって、まわりまわって自分達の体内に入るのを知ってか知らずか近隣住民のモラルが窺える。


          この看板が目に留らぬか!                     落葉の道を登って行く

林の中の少し藪っぽい登山道を辿って行くと、大西町側から登って来た道と合流する。落ち葉の積もった雰囲気の良い道を進んで行くと城址へ300mの案内板が有り、ここから道は左に折れて折り坂となる。人工林を過ぎると稜線道に変わり、常緑樹と落葉樹の混じる尾根を進んで行くと前方に小山が現れた。道は小山を巻くように左右に分岐して、どちらを辿っても城跡に着くようになっている。


            尾根直下の登り                         山頂直下の登り

この小山を回り込んで坂道を折り返すと社の有る平坦地に出た。社横の説明板には「この城は中世の山城で戦国時代、東側の重門山城は高田左衛門尉通成の城で、西側の重茂山城は同じく岡部十郎国道の城で、二将が仲好く守っていた居城であったといわれている。天正13年(1585)豊臣秀吉の四国征伐の命を受け、伊予に侵攻して来た小早川隆景軍に両武将共降伏した。


                         山頂に有る社屋と標識

後、両武将共旧野間村日吉神社に祭られている。その近くの巨大な二基の五輪塔(国指定重要文化財)は岡部十郎夫妻の墓と伝えられており、同じ旧野間村厳島神社の裏山には、高田左衛門尉通成夫妻の五輪供養塔がある。」と記されていた。その上にはさらに小高い平地が有り、真ん中に小さめの社屋が有って、ここが山頂となっていて重茂山城址の看板が有る。


           山頂の点石前にて                          山頂から今治方面

ここからは眼下に雄大な眺望が開ける。大きな木々の枝で視界が所々遮られているが、眼下に今治市街方面の展望が開け、しまなみ海道の一部が見えている。また眼を右に移せば玉川町方面も見えている。頂上周辺は桜などが多く植えられて、今はサザンカやツバキの花も咲いていて公園化された山頂であった。


                      園地に咲くヤブツバキとツワブキの花


《コースタイム》 登山口 25分→頂上 20分→ 登山口
           
          歩行時間 約50分 登山道 整備されている 
          駐車場 登山口の路肩  難易度 ★★ 
         
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