四国山岳紀行 No436-101219 丸山(まるやま) 196m △無
                         香川県満濃町買田 地図 福良見(南西)  山岳紀行トップヘ


         東側のR32から見た丸山                      西側のコルから見た丸山                     

この山はどこから見ても丸く見えるのでこの名が付いたのだろう。香川県の史跡になっていて、取り付きの丘陵ピークは平らになっており、現在は雑木林になっていて何も残っていないが、地形からして城跡のそれと判る雰囲気を残している場所である。

築城年代は定かではないが天正年間(1573〜1592)飯尾国盛によって築かれ、城主の飯尾氏は阿波国飯尾村に在していたが、長宗我部氏の侵攻によって逃れてここに移ったという。城は天正13年(1585)、豊臣秀吉の四国征伐の時に廃城となった。


                      R32十郷交差点南側に有る登山口

この丸山城跡への登山口は国道32号沿いに有る。県道377と319と国道32が交わる買田交差点から高知方面に南へ1Kmほど進むと圭良永生病院が見えてくる。その先の十郷交差点のすぐ西側の山肩の南端が登山口で丸山城跡の道標が有る。


            落葉の中の登り                         丸山城跡の台地

道標の有る入口は少し藪いているが、踏み跡を辿って行くと刈払われて良く踏まれた道に変わる。林の中の少しきつい登りだが間もなく城跡の台地に着く。平坦な頂部は幅15m長さ50mに及び常緑樹林の雰囲気の良い空間が広がっている。丸山最高点の頂上へはここを抜けてコルへと下って行く。


           コルから尾根に取り付く                    尾根を占領する孟宗竹

コルからは踏み跡はぐっと薄くなるが、尾根を外さずに登って行くと支尾根に出て次第に竹林に変わって来る。南側は竹林、北側は自然林の尾根を外さずに進んで行くと、自然林となって頂部へ突き上げた急な斜面となってくる。


                          山頂直下の登り

落ち葉が堆積しているので踏み跡は消えているが、そのまま頂部に向かって突進して行くと平坦な頂上に着いた。根元から幹分れした大きなシラカシなどが有って、広い頂部は四方に尾根を伸ばしていて、複雑な地形をしているので、下山の際は登って来た尾根を間違わないことが肝心である。


                          山頂と白樫の大木

頂上は大木が多く展望は望めないのて記念撮影をして下山にかかる。時折樹間から見える街並や田園、山々の同定をしながら慎重に下って行くが、良く踏まれた尾根道が続くので様子が変である。麓のスポーツセンターからだろうか、子供の声がよく聞こえてくるので下山方向を間違えたらしい。

このまま下ってしまうと登って来た登山口へ車道を数キロ歩く羽目になるので、頂上まで引き返すがこの山は似たような支尾根が多いので、登って来た支尾根の取り付きに手間取り、思った以上時間を要した。尾根を下っていると、眼前に数頭の大きな猪が飛び出してきたのには驚いた。

猪は臆病なので、すかさず大声で怒鳴りつけると一目散に散って行った。山を歩いていると色々ハプニングが起こるが、そんな時は慌てず落ち着いて周囲の状況を判断することである。もし背を向けてこちらが逃げると襲われていただろう。低い里山であるが油断は禁物である。


《コースタイム》 登山口 10分→丸山城跡ピーク 20分→頂上 25分→ 登山口
           
          歩行時間 約1時間 登山道 城跡までは明確 頂上までは踏み跡程度 
          駐車場 登山口道路反対側に空き地有り  難易度 ★★★ 
         
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