四国山岳紀行 No429-101121 火山(ひやま) 259.8m △4(西山)
                            香川県さぬき市 地図 讃岐津田(南西)  山岳紀行トップヘ


          門入剣山から見た火山                      大師山から見た火山

この山は山頂の台地の東端に、珍しく瓶盥(びんだらえ)と称する丸い池が有り、大昔の火口跡とも言われていて、これに因んで火山という名前が付いたのかは知れないが、池は涸れることなく周年水を湛えている。また南側中腹には西教寺の奥の院が有って、背後の大きな大岩に磨崖仏が彫まれている伝説の山でもある。


            遊歩道南登山口                        少し荒れた遊歩道

登山口は数ケ所有るようだが、遊歩道の整備された南側から登ってみた。西教寺の下の道を山側に進んで行くと溜池が有る。山側に南登山口の案内板が有って、そこから遊歩道が登っている。遊歩道は奥の院の手前で車道と交差する。真っすぐ進んで峠から奥の院まで車で入れる。


            西教寺奥の院                           奥の院上から

奥の院は民家のような佇まいで、後ろは露岩を挟むように建てられている。お堂の奥の小さな半窟の壁面には薬師如来と十二神将が彫まれていて、小さな石仏が二体祀られている。お堂の上の大岩の磨崖仏へは、整備された鎖垳の急な石段が設けられていて、側まで行けるようになっている。


                         巨岩に彫られた磨崖仏

弘法大師の一夜建と伝わる磨崖仏(薬師如来)は、上半身だけの未完成のもので謎でもある。更にその奥にはもう一つの岩の半窟の壁に彫まれた小さな磨崖仏が有って、側には役小角像と記された標柱が立つ。これらの磨崖仏は平安から鎌倉時代の作で、市の文化財になっている。


          稜線出会いに立つ道標                       瓶盥まで遊歩道が続く

静斎な奥の院手前から遊歩道は折り返しながら稜線まで続く。稜線に出た所には道標が有って、稜線を東に広いなだらかな遊歩道は瓶盥まで整備されている。稜線の踏み跡を西に進んで行くと、尾根端の256m西峰のピークに着く。


           西のピークに向かう                       西のピークから津田湾

ここからは西に眺望が開けて、眼下に富田の街並みと田園が広がり、遠くに白山が特微の有る丸い山容で佇んでいる。眼前には雨滝山のどっしりとした山容、北側には津田の街並みと津田湾が広がっており、素晴らしい眺めだ。眺望を楽しみ尾根を引き返して瓶盥に向かう。


                        遊歩道から山頂への分岐点

ゆったりとした広い遊歩道は徐々に高度を稼いで、下りになる手前からこの山の頂上に至る踏み跡を辿って行くと245mのピークらしき所に着く。山名板などは無いが標石が埋められていて辛うじて頂上と判る。三角点の有る次の最高点のピークに向かう。


                       急坂を登って藪を抜けると頂上

少し下って広いコルを進んで行くと急坂に取り付くようになり、ここを滑らないように登り詰めて、笹を潜りぬけると藪に囲まれた四等三角点の有る260mの最高点に飛び出す。狭い頂上で眺望が無いので記念撮影をして早々に引き揚げる。


                        山頂の最高点を確認する

遊歩道まで戻ってさらに東へ下り気味に進んで行くと、前方に瓶盥の池が見えてきた。池は直径20m前後で緑色の水面が広がり、周囲の林と共に落ち着きのある景観を漂わせている。二基のベンチが設けられていて、腰をおろして寛げるようになっている。


         行く手に瓶盥が見えてきた                     青く水を湛えた瓶盥の池

ここからは北東に眺望が開けて眼下に高速道と津田の松原PA、先に広がるは鶴羽の街並みか、その先端に延びる岬は鵜部の鼻か、目を北に転ずれば志度半島の高台に讃岐CCの赤い屋根が印象的だ。火山展望所と謂われるだけに素晴らしい眺望が広がっていた。


                       眼下に鶴羽の街並みが広がる

《コースタイム》 南登山口 15分→西教寺奥の院 15分→稜線分岐 15分→西峰(256m)
          西峰(256m)15分→稜線分岐 10分→頂上分岐 10分→頂上(245m)
          頂上15分→三角点(260m) 20分→ 頂上分岐 5分→瓶盥 15分→稜線分岐
          稜線分岐 10分→西教寺奥の院 10分→南登山口
           
          登山道 踏み跡程度 遊歩道は整備されている 歩行時間 約2時間30分  
          駐車場 登山口の路肩 奥の院  難易度 ★★★ 
         
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