四国山岳紀行 No426-100822 石鎚山(いしづちざん) 1982m △3(石鎚山)
                       愛媛県西条市/久万高原町 地図 石鎚山(南東)  山岳紀行トップヘ


                    土小屋から見た石鎚山と最高峰の天狗岳

石鎚山1982m は愛媛県西条市と久万高原町の境にあり、西日本最高峰のどっしりとした山容で聳えている。古来より信仰の霊山として、富士、御岳、大峰、立山、大山、釈迦岳と共に七霊山の一つに数えられ、慶雲元年(704) 役小角(えんのおづぬ)の開山以来、信仰の伝統は絶えることなく現在も生き続けている。登山道の代表的なものは山開きの使用道となる、昭和42年に架けられたロープウェイ終点の成就からの表参道からと、同45年に開通した石鎚スカイラインの通じる土小屋からの裏参道からである。


                        土小屋白石ロッジに集う

今回は土小屋から登ることにした。今日はわが山岳会創立50周年記念登山である。時には道にも迷い、風雨にも遭い、色々な事に遭遇してきたが、今まで会員各人誰も事故も無く、各地の山々を登って来れたのは不思議な位である。これも会長始め諸先輩の心温かい岳友の指導の賜物と思っている。あれからいつの間にか50年月が過ぎた。


            土小屋登山口                           犬吠峰への登り

例によらず、わが山岳会メンバーも高齢化が進んで白髪の老人?が目立つようになってきた。でも登山で鍛えた健体は今も変わらない者が多い。しかしここ10余年の間に5名が黄泉の山へと旅立ち、早く来いと手招いているようだが、こちらの山を充分楽しんで行きたいのでそれまで待ってもらっている。


           休憩所からの石鎚山                        第一休憩所にて

さて今回も40周年と同じように我が郷土の最高峰の石鎚山に登ることになった。前日夕方より土小屋の白石ロッジの別館に集い宴会、翌朝登山開始である。遠地より子や孫を連れての参加者など総勢30余名ほどの登山となった。こちらの土小屋コースは大きなアップダウンも無く、整備された道なので歩きやすい。


           東稜分岐での休憩                          サラシナショウマ

石鎚参拝殿の下を過ぎて国民宿舎に向かう車道を横切ると、整備された登山道に入って行く。いつも綺麗に整備されていて関係者に頭が下がる。鶴ノ子の頭(1637m)を巻いてベンチの有る休憩場所に着くと、視界が開けて前方に石鎚の岩峰が姿を現す。ここで一回目の休憩をとる。ここからは次の犬吠峰(1677m)のピークまで高度差70m程の長い階段の登りとなる。このあたり日陰が無いので夏場は堪える。


                                 ルンゼのお花畑

少しアップダウンを繰り返して東稜コース分岐に着き二回目の休憩をとる。周囲は大きな楓などが有って涼風を運んでくれる場所だ。ここを過ぎて頭上に矢筈岩が見えてくると、北壁のルンゼの下を通過するようになる。この辺りお花畑となって、ミソガワソウ、テンニンソウ、イシズチフウロ、レイジンソウなどが群落している。


            アキノキリンソウ                           フジバカマ

ブナ林の中を登りきると成就方面からの道と合流する。視界が開けて眼前に石鎚山の北壁が目に飛び込んできた。いつもながら感動的な風景だ。鳥居をくぐると二の鎖小屋の休憩所に着く。ここで一服して頂上まで巻き道の500m間のきつい階段を登って行くようになる。しんどいが最後の正念場だ。



            二の鎖下の登り                           テンニンソウ

目の上には頂上の北壁が迫り、二の鎖、三の鎖を巻きながら桟道を登って行く。巻道の桟道を登り詰めると頂上小屋と奥社の祀られた弥山に着く。頂上直下の岩棚はミソガワソウとメタカラコウのお花畑となっている。弥山の岩場に腰掛けて冷たいお茶でおむすびをほお張っていると、涼しい風が頬を撫でていった。


           岩棚ののお花畑                           賑わう弥山頂上

いつの間にか谷間からガスが湧きあがり、天狗岳の岩峰が白いベールに包まれていく。今回は私たちは天狗岳に行かずに、ここ弥山で記念撮影。山岳会創立50周年記念登山の締めくくりとした。10年後の60周年にも元気で石鎚山頂に立てることを祈念して往路を下って行った。


          弥山にて記念撮影                          弥山からの天狗岳

                        土小屋駐車場にて記念撮影

《コースタイム》 西条インター →瓶が森林道経由 1時間30分(車)→土小屋駐車場 45分→
          第一休憩所 45分→ 東稜分岐 40分→二の鎖小屋 40分→弥山頂上
          弥山頂上 30分→ 二の鎖小屋 30分→東稜分岐 1時間30分→土小屋
          土小屋 →瓶が森林道経由1時間30分(車)→西条インター
           
          登山道 整備されている  難易度 ★★★ 爽快度 ★★★★ 
          駐車場 土小屋駐車場 約50台 
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