四国山岳紀行 No416-100418 五瀬山 (ごぜやま) 243.8m △3(鴨部西山)
                               香川県さぬき市 地図 志度(南東)  山岳紀行トップへ


          山上山から見た五瀬山                       頂上から南方を眺める

五瀬山は志度インターの東側に位置し、眺望の良い山として親しまれている。度重なる山火事で頂上周辺は高木が無く、全周に展望が開けている。山名の由来は諸説が有るが、頂上から眼下に志度湾を始めとする、五つの入り江が見えることから、五瀬の字を当てたとも考えられる。


                        登山口に有る玉浦荘とすぐ手前の登山口

この山の登山道は四方から通じている。西側からは末工業団地の中央、㈱カワニシの正面の私道を上がって行き、途中から左に未舗装の急坂を200m余り上り、広場に車を置いて西側から南側の尾根へ取り付くコース。また南側からは鴨部八幡神社の南側を西進して農道を北に登り南側の尾根に取り付くコース。東側の六番地区から頂上に至るルートが有る。


                   登山口の標識に従い広い登山道を進んで行く

今回は北側のルートから登った。R11の天野峠バス停の東から岡病院、老人ホーム玉浦荘に至る道に入る。病院の左側にある狭い道を走ると玉浦荘に着く。この建物を潜ると駐車場に出て一般道にぶつかる。道の向こうに登山口の標識と四電の鉄塔指標が有り、手前に駐車スペースがある。


                  広い登山道を進んで行くと山の神が奉られている

民家の裏庭に沿って広い登山道は鉄塔の側を通り、植林帯の中を登って行く。大きな野犬が三頭ほど道の真ん中でうろついているので、睨みをきかしてガーと脅しをかけると、一目散に林の中へ逃げて行った。登山口から20分ほどで尾根のコルに出た。コルには五瀬山➔と四電鉄塔の標識が有る。


                     コルに出ると四電の標識と道標が有る

標識に従い左へ落葉樹林帯の広い登山道を登って行く。コルからは緩い登りを数分位で道は南へ右折すると、前方に木の鳥居が見えている。間もなく小屋掛けの神社に着いた。 神社は鉄骨造りの鞘堂で休憩所を兼ねており、奥に石鎚権現の石祠が奉られている。


                    鉄骨スレート作りの神社の奥に石鎚権現

木板には「天野在の者の協力により新築落成した、昭和56年」と記している。神社は北に向かってその天野地区を見下ろしている。ここからは志度町の街並みと、弧を描く志度湾が眼下に広がり、奥には五剣山が一剣の尖峰となって聳えているのが印象的だ。


                   神社の前からは眼下に志度の街並みが広がる

神社の裏から少し下り気味に、藪が絡む登山道らしくなった道を進んで、小さなコブを二つほど越えると、眼前に祠の有る頂上が見えてきた。頂上立つと一気に開けて筆舌し難い広大な眺望が展開する。南に続く尾根の向こうに熊高山、野間池を挟んで石鎚山(日内山)、東から南にかけて雨滝山、檀特山、笠が峰、女体山、矢筈山が聳える。


                      頂上直下の登りと山頂の石鎚権現

遠くには阿讃山脈の大滝山、竜王山などの山並み、中讃の高鉢山や大高見峰、遥か彼方には西讃の大麻山や天霧山も見えており、手前には白山や嶽山が特徴のある山容で佇む。頂上の祠は石鎚権現を祀っており、本家の石鎚山の有る南西方向に向いていて、その側に蹲と後ろに三角点が有る。


                      山頂からは全周に展望が開ける

南側からの登山道が尾根伝いに綺麗に見えているので、尾根の先端まで辿ってみた。途中に鳥居の先端部を立てたような一対の石柱が有り、5分程で尾根の先端に着いた。ここからは道は南の鴨部側に下っている。また西側からの登山道もここで合流しており、眼下に末工業団地が見えている。


         眼下に末工業団地と日内山                   頂上から西望中央は高速道

しばらく尾根の先端に立って、眼前に広がるパノラマを楽しみながら往路を下って行った。この山は標高の低い山であるが、高山に登った感じのする、広大な第一級の眺望が楽しめる素晴らしい里山であった。また山頂から南にかけての広い笹尾根は、フライト連達の人気の場所となっているようである。


          東に雨滝山と火山が霞む                    南方に熊高山遠くに女体山

《コースタイム》 志度インター 10分(車)→3.6k登山口 20分→尾根 5分→神社 20分→頂上
          頂上 10分→神社 15分→登山口   歩行時間 約1時間10分  
          登山道 整備されている 
          駐車場 登山口にスペース有   難易度 ★★
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