四国山岳紀行 No402-090509 小座礼山 (こざれやま) 1500.4m △4(大川)
                           高知県大川村 地図 土佐小松(北西)  山岳紀行トップへ


        井野川越え手前より小座礼山                   稜線沿いにはブナが点在する

一昨年井野川山に登った時、峰続きの北西方向に双峰の立派な高い山が見えていた。地形図で調べると大座礼山の南東に位置する1511m峰と1500m峰であった。地形図には山名は無いが、この山塊は小座礼山と呼ばれているようである。


          大座礼山登山口から登る                     沢沿いに多いワチガイソウ

登山道が無いので大座礼山と比べて登る人もほとんど無く、一部の縦走マニアが藪を漕いで登る超マイナーな山である。大座礼山のコルの井野川越えからが距離的にも近く、昔はここからこれらのピークを経由して大北川方面に下る稜線道が有ったようだが、今はほとんど藪化して消えてしまっている。


                    半影地に生えるコミヤマカタバミとエンレイソウ   

昔、大座礼山を訪れたとき、井野川越えから見上げたこのピークは、アケボノツツジに彩られていて、今みたいに藪が深くなく、稜線道への踏み跡もここから確認できていたのを思い出す。未踏の山塊であるので登ってみることにした。


          井野川越えからアタック                      稜線から大座礼山を望む

8.00 時、井野川越えに到着(ここまでは大座礼山を参照)。ここは大座礼山とこれから登る小座礼山のコルに当たる。昔は井野川から別子に至る峠道で有った。今は大座礼山に登る登山道として存在するのみで、ここから井野川に下る道は歩く人がないので、すっかり藪化してしまっている。


          稜線から稲叢山を望む                        今年のアケボノツツジ

昔はここから小座礼山へ向かう稜線道が有ったが、これもすっかり藪化して消えていた。覆い茂るスズ竹と灌木かき分けながら、前方のピークを目指して進んで行く。少しの藪の隙間を見つけながら、左右往来の前進は意外と体力と時間がかかる。


           1514m峰に立つ標柱                       谷を隔てて東門山を望む

藪が疎らになり高度が上がって振り返ると、どっしりとした大座礼山が見えてきた。ブナやモミの茂る稜線を進んで行くと三角点のような境界標柱が有った。ここが1511mの小座礼山最高点のようだ。周囲はモミの大木などが有って眺望は限られている。


                      1500m峰頂上付近にはブナが多い

ここからは南東にこんもりとしたピークが控えているのが見えている。三角点の有る1500m峰と判断してコルへ下って行くが、凄いブッシュで前進がままならない。やっとコルまで下ると今度はスズ竹に埋まって体の自由が奪われる。そんな状態が1500m峰の頂上まで続いた。


                      1500m峰頂上から大座礼山をバックに

狭い1500m峰の頂上は灌木混じりのスズ竹で覆われているが、眺望は南に開けていて深い吉野川の谷の向こうに東門山が正面に見えている。山頂周辺にはブナの群落が有り、人が立ち入らない山域だけあって自然が保たれているようである。周辺を調べたが三角点の標柱は確認できなかった。


《コースタイム》 大座礼山登山口 1時間15分→井野川越 1時間→1511m峰 30分→頂上
          頂上 30分→1511m峰 40分→井野川越 1時間5分→登山口 歩行時間 約5時間  
          登山道 井野川越までは整備されている 小座礼山へは道無し 
          難易度 ★★★★★
 
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