四国山岳紀行 No379-080928 三ヶ森 (みつがもり) 1377.6m △3 (三ヶ森)
                                愛媛県西条市 地図 石鎚山北東  山岳紀行トップへ


                        経ケ峰から見た三ケ森

三ヶ森は石鎚山系の堂ヶ森の北側の鞍瀬渓谷を挟んで、ひときわ高く聳えている山である。石鎚山を望む展望の山として人気が高い。山頂尾根にはシヤクナゲが多くあって花季には楽しめるだろう。山名は南側の二ノ森に因んで呼ばれるようになったという説もある。


         志河川ダムからの三ケ森                      林道脇にある登山口

小松インターを降りてR11を西へ、湯谷口手前の喫茶「じやがいもの家」手前から「志河川(しこがわ)ダム」建設のときにつけられた広い道を高速道を潜って進んでいくと、間もなく正面に「志河川ダム」の突堤が現れる。その奥にこれから向かう三ヶ森が見えている。


         よく目立つガマズミの実                    登山道脇に咲くミツバコトジソウ

ダムを過ぎると道は右岸の狭い旧道と合流した。そこから更に2Kほど進むと「神部」と書かれているバス停を過ぎて直ぐに楠窪余野林道の看板(三ヶ森への標識もある)から右折して橋を渡って林道に入っていく。この辺りは栗栽培がされているようで道の側に栗のイガが多く落ちていた。


                    この時節に咲くモミジガサとオオバショウマ

栗園を過ぎると細いダート道となって山腹を徐々に高度を上げていく。高度が上がり視界が開けて道は西に向かうようになると、整備された林道になり、道幅が広くなって快適に走れるようになる。更に西に進んで下り気味に暫く進むと登山口の標識が有り、その前の広くなった路肩に駐車する。


         最初は人工林の中を登る                      大岩の下を通過していく

R11の入口よりここまで13k、約40分余りであった。身支度をして7時すぎ登り始める。個人の持ち山であろうか、入口に「草木採取禁止」や「登山愛好者以外入山禁止」の御用立札が有る。登り始めの自然林の道脇にはサラシマショマやヤマアイなどの山草が多いのも頷ける。


                    林床に咲くカラマツソウとフシグロセンノウ

よく踏まれた道は間もなく人工林の中を、ゆったりとしたジグザグを繰り返しながら高度を上げていく。山腹を回り込むと谷側に出て水平道となり、一部崩壊している箇所が有ってローブがかけられていた。そこを過ぎると間もなくワサビ谷と称する沢に下りつく。清水が流れ所々にワサビが生育している。


                     ワサビ沢を渡って行くと作業小屋がある
  
盗掘されないよう進入禁止の針金が張られている沢を跨いで山腹を回り込むと、ビニールシートで作った壊れかけの小さな作業小屋が数棟有る平地に出た。登山口からここまで約50分、小屋を左に見ながら薄暗い杉林を登山道の標識から右に進んで自然林の端をゆっくり左に廻るように少し高度を上げていく。。


                    最初の道標からは自然林の中の急登が続く

再び平坦な植林帯に入って人工林を抜けると道標①が有る。小屋からここまで15分程でここからは自然林の尾根に取り付くようになる。次第に急坂になって木々に捉まりながらの登りが続く。迷い易い所には道標が有り、道標①から30分程で尾根の小ピークに出る。


                   尾根に出ると道標③が有りシャクナゲが多くなる

少し下って登り返していくと大きな岩が右に有ってここからの眺望も良いが、この上に立つには潅木に捉まらなければ上れないので体が硬いと難しい。尾根筋の迷い易い所には道標が新しく立てられており、最後の道標④からは少し下って頂上手前のコルに少し下って行くようになる。


                 道標④からコルまで下りにアサマリンドウが見られる

コルから登り返していくようになると尾根が細くなり、シャクナゲが多く見られるようになる。蕾があまり見受けられないので来年の開花は期待できないようだ。岩場に出ると南西に眺望が一気に開けて、南に石鎚山から二の森、堂が森方面の山塊が目に飛び込んできた。西には道後平野や高縄山塊が霞む。


                   岩場のテラスからは南西に眺望が一気に開ける

岩場からシャクナゲの混じる林の中を登り詰めていくと間もなく頂上に着いた。低い潅木に囲まれた余り広くない頂上には三等三角点と山名標識が有り、周囲は開けて正面にダイナミックな石鎚山系が連なり、東は笹ヶ峰や瓶ヶ森から西は石墨山まで石鎚山系の展望所に相応しい眺めである。


                       山頂からはぐるり眺望が開ける

少し背伸びすれば北側の道前平野から西条市街方面が俯瞰でき、瀬戸内海が霞む。ぐるり眺望が楽しめる山頂であった。山頂から登山口まで登りの半分の時間で下れたのは、それだけ急勾配の山だろう。帰りは林道を西に明河の余野方面に下り、鞍瀬川沿いに落合いに出てR11を帰途に着いた。


                    山頂からは石鎚山脈のパノラマが広がる

《コースタイム》 小松インター40分(車)→登山口 50分→ワサビ沢 5分→作業小屋
          作業小屋 20分→道標① 20分→道標② 15分→小岩 10分→道標③
          道標③ 10分→道標④ 10分→岩場 10分→頂上 1 時間10分→登山口   
          歩行時間 約3 時間40分  登り 2 時間30分 下り 1時間10分
          登山道 良く踏まれている  難易度 ★★★ 爽快度 ★★★★
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