四国山岳紀行 No365-080106 宇都賀山 (うつがやま) 256m △2(谷山)
                             高知県土佐市 地図 土佐高岡(南東)  山岳紀行トップへ


         仁淀川河口から宇都賀山                     竜海岸から見た宇都賀山

横浪半島先端に主のように聳える山が宇都賀山である。この山の中腹麓には四国88ケ所霊場の一つ、第36番独鈷山青龍寺がある。この寺は波切不動明王が祀られており、海上安全を願う札所として有名である。この山の登山道を地元の人に聞くと、昔はあったが今は登る人も無いので道が無くなっているという。


          麓の第36番札所青龍寺                      樹林の中を登って行く

さして高い山ではないので、ならば直登と登山口らしき所を探してみる。寺の手前100mほどの所に、石地蔵さんが数体道路脇に有り、そこから山への進入路が有るので、ここから登って行くことにした。踏み跡は森林の中へ続いているが、あまり人の通った形跡が無く、歩き易い所を見つけながら急斜面を登って行くと、支尾根に出た。


                        常緑樹林の中を登って行く

この尾根の向こうに谷を隔てて主尾根が見えており、その奥に頂上らしきピークが聳えている。尾根には地理調査のための杭が要所にあって、調査から数年経っているのか、木の枝が進路を遮る個所もあるが、確りした踏み跡を辿って行くと分岐路に出くわした。ここからは歩きよいなだらかな道が、谷側沿いに主尾根に向かっている。


                        頂上まで常緑樹林が続く

支尾根を離れて谷側沿いに、主尾根へ向かっている道を進んで行くことにした。この道は崩れている箇所もあるが、広くて歩きよいので暫く行くと、崩壊箇所に出て前進できなくなった。仕方がないのでまた支尾根に這い上り、少し荒れているが確りした道に出て、進んでいくと主尾根に出た。


          稀に見られるセンリョウ                     古木のヤマウルシの木肌

主尾根に出ると頂上は近いようだ。林床には赤い実をつけたセンリョウが目に留まる。前方が明るくなってくると頂上に着いた。周囲は刈り払われて国土地理院の標柱と、二等三角点が有るが山名標識は無い。南側の林の中には丸い石囲が有り、何に使用されていたのだろうか。


         頂上にある円形の石囲                       頂上にある二等三角点

頂上の岩に腰をおろして昼食をとる。見上げると雲一つない青空に常緑樹が映えて、冬とは思えない暖かさだ。15分ほど休憩して往路を戻っていく。支尾根の途中から北東に谷へ道は下っているので進んで行くと、倒木などで前進不能となる、また急な斜面を支尾根まで這い上がって、支尾根を少し下り東斜面を下って行くと、石垣で築き上げた段々畑のような跡地に出た。


          山頂にて登頂記念撮影                     下山途中にあった段畑跡

段々畑は放置されて相当年月を過ぎているらしく、林になっている間を倒木などを避けながら、荒れた道に沿って下って行くと、寺の本堂右側の境内に出た。札所であるだけに境内には参拝者が次々と訪れていた。寺の長い石段を下って車の置いてある登り口まで戻った。前方には先に登ってきた崎山が、野鳥の遊ぶ蟹ケ池を前景に美しく映えていたのが印象的であった。


《コースタイム》 土佐インター 20分 (車)→登山口 40分→支尾根 15分→尾根 5分→
          頂上 15分→支尾根 35分→登山口   歩行時間 約 1 時間50分 難易度 ★★★
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