四国山岳紀行 No362-071118 鷹羽ケ森 (たかばがもり) 919m △2(思地)
                              高知県いの町 地図 思地(南東)  山岳紀行トップへ


       道の駅から見た鷹羽ケ森(中央)                 山頂から瓶ケ森・西黒森・伊予富士

伊野町街からR194を北上して鹿敷辺りまで来ると、奥に一段と盛り上がった山が仁淀川の奥に聳えているのが見える。山渓「高知の山」のガイドブックに紹介されている鷹羽ケ森918.9m である。標高はさほどでもないが、登山口は海抜30m ほどなので、標高差900m の登りがいのある山である。


                   指標に従い最終民家から登山道に入って行く

鹿敷を過ぎるとすぐ「道の駅」があり、そこから少し進むと中追渓谷の案内板に従い、右折して橋を渡り、200m ほどで登山口のある北谷集落の入り口に着く。橋の向こうの入り口には登山口の指標がある。ここから車が入れるが道は狭く、150m ほど先で行き止まりとなっており、駐車スペースが無いので、車は橋の手前の道路添いの広場に置き、集落の奥の民家を目指して歩いて行くとよい。


         最初は雑木林の道が続く                     林の中にヤマモモの大木

指標は随所に有って判り易く、最終の民家の上の登山道に取りつく。少し進むと右手に有るお堂前を通過。前方が明るくなった開けた畑の跡地手前から、道は右に折り返してジグザグと高度を上げていく。登り始めて半時間余りで、樹木に交じって欝蒼と茂るヤマモモの大木の下を通過する。この辺りから周囲はシラカシの純林となって、実に爽やかな雰囲気の中を行く。


         シラカシ林の道を登って行く                  見晴らし地点から眼下に仁淀川

高度があがり、常緑樹からアカマツや落葉樹に変わると、見晴らしの良い場所に出た。眼下に蛇行した仁淀川の清流が、斜光に輝いて絵のように美しい光景を見せている。ここで少し休憩して体調を整えながら登って行くと尾根道に出た。弘瀬地区から登ってきた合流点で、ここでほぼ半分距離を稼いだことになるらしい。


                    広瀬分岐の尾根に出て快適な道を行く

指標に従い快適な尾根道を進んで行くと、15 分ほどで大岩のある尾根道ルートと産屋谷ルートとの分岐に着く。ここで伊野町の方から正午のサイレンが風に乗って聞こえてきた。岩角に腰をおろして道の駅で買った餅を二つ、腹ごしらえしてエネルギ補給をした。ここから少し遠回りになるが、コースの確かな産屋谷コースを行くことにした。


                       尾根分岐にある指標と産屋谷

産屋谷までは右側が谷になった起伏の少ない道が続く。そんな中を分岐から15 分くらいで、大きな岩を巻くと、ちょろちょろと水が流れる沢に出た。そこを跨ぐとガレ場の産屋谷に着いた。ガレ場を渡って斜面を這い上がり、道は雑草の多い疎らな竹林を抜けると、人工林の中を踏み跡を辿って急登していくようになる。人工林の急登が終わると、朽ちかけた丸木橋を渡ってなおも人工林の中を登って行く。


                    きつい人工林を登りつめると作業道に出た

産屋谷から半時間のきつい登りで息が切れだす頃、突然林道に飛び出した。この林道は柳瀬石見地区から上ってきているようだ。ここまで車で来ればこの山は登山の対象とならない位、頂上は近い位置にある。作業道を越えて登山道を進んで行く。植生が変わってアセビや灌木の茂る中を、快適な登山道が稜線まで続く。林道から15 分ほどで峠のような稜線に出た。


                      林の中の稜線道と所々に残る紅葉

道は西に方向を変えて雑木林の中の快適な稜線道を進んで行く。稜線を越える晩秋の風は冷たく、時折ざわざわと梢が鳴っている。もうすっかり落葉している木、まだ紅や黄色の鮮やかな葉を残している木々、辺りは季節の移ろいの最中であった。そんな中を歩いて行くとまた林道に出た。


                     山頂の入り口にある祠と二等三角点

ここからは稜線と林道が並行して走っている。歩きよい林道を進んで行くと100m 足らずで林道は終点となった。そこから再び快適な稜線道を進んで行くと、15 分ほどで開けた頂上に着いた。入り口には古い祠が有り、その向こうに雨量測量施設跡の残骸が残っていて、中ほどに二等三角点と標柱がある。北側は大きく開けて眺望はすこぶる良い。


        二等三角点のある開けた山頂                  ここにもよく見かける山名板

重なる山並みの奥に瓶ケ森から平家平までの県境の山並みが遠くに見えている。石鎚山は大きな山塊の手箱山と筒上山の向こうに隠れて見えない。コンクリートの礎に腰をおろして、弁当を食べながら山座同定をするのも楽しい。北風が冷たくあまり長居はできないので、20 分ほど山頂でくつろぎ往路を下山していった。


                     山頂から県境の山並みが見えている

《コースタイム》 伊野インター 25分(車)→北谷登山口 35分→ヤマモモの木 15分→
          仁淀川見晴点 30分→弘瀬尾根分岐 15分→産屋谷分岐 15分→産屋谷 25分→
          林道 15分→稜線 15分→上部林道 15分→頂上 2 時間30分→北谷登山口   
          歩行時間 約 5 時間30分 難易度 ★★★ 
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