四国山岳紀行 No359-071016 扇山 (おうぎやま) 1392m △3(大保子谷)
                              愛媛県西条市 地図 瓶ケ森(北東)  山岳紀行トップへ


西条市街から南を眺めると、笹ヶ峰から石鎚山に跨る四国の脊梁の山々が聳えている。その前衛に際立つ高い山塊が目につく。扇山、陰地ノ頭、高森、李ノ高などである。高森下山後に引き続き扇山に登った。菖蒲峠から帰路、「扇山林道」に入っていく。こちらの林道は工事車が通っているようで、路面がぬかるんでいる箇所や水溜りなどが多く、走りにくいので距離の割に時間がかかる。


         林道途中から這い上がる                  下生えの茂る中を直登

しばらく走ると新しく山側に向かって延びる林道がつけられている。まだ工事中なのか路面が固まっていないので、一般の車が進入できる状態ではない。そこから更にやや下りながら50m 程進むと、路面が広くなった駐車スペースがあるのでここに車を置く。登山口は林道がカーブするあたり100m 程先にある。手書きの案内板がなければ、通り過ごしてしまいそうな判りにくい場所である。


           尾根肩にある境界碑                   尾根肩を登ってい

林道から這い上がって踏み跡を灌木の茂る中へと分け入っていくと、植林帯に変わって間もなく工事中の新しい林道に飛び出す。先ほどの山側に向かって延びてきている林道である。ここを横切って更に植林帯を這い上がっていく。植林帯は下刈りがされていないので、シロモジなどの灌木が林床を覆って、それを搔き分けながら直登していく。


                       稜線に出た所にある境界碑

息を切らしながら急登していくと少し平らになった尾根肩に出た。ここに赤く塗られた境界碑と、ピンクのリボンが結いられている。ピンクのリボンは稜線に向かって続いている。尾根の東側は植林は伐採されて視界が開けて明るい。丸太に腰かけて小休止、先ほどの工事中の林道の延長だろうか、すぐ近くまで上って来ている。


                        笹と灌木に覆われた山頂

平らな尾根肩を少し進むと、踏み跡は伐採木などで不明瞭になるが、前方にミズナラの朽ちかけた巨木があるので、その側を通って登り返せばブナの大木と、赤く塗られた境界碑のある稜線に出る。頂上へは左(東)へ少し稜線を進むと、伐採地との境に立つ枯れた巨木の側を通って、稜線直下と伐採地の間を進んでいくと、コルで合流している工事中の林道に降り立つ。


                      よく見かける山名板と三等三角点

ここから次の稜線に取りついて登り返せばワンピッチで扇山1392m の頂上である。頂上は狭く三等三角点と、ここにもキティの山名板が木に結いられていた。頂上から東に稜線は続くが、開けた所からは、振り返れば先ほど登ってきた高森の山塊、南には石鎚山から笹ヶ峰にかけての眺望が素晴らしい。林道が整備されて一般解放されれば、もはやこの山は登山の対象とならない程、山頂から50m 下にまで林道が迫ってきている。


                  林道脇に咲くアキチョウジと金平糖のようなミゾソバ

《コースタイム》 陰地林道入口 45分(車)→扇山林道分岐 15分(車)→登山口 30分→
          肩境界碑 20分→稜線分岐点境界碑 20分→扇山頂上 10分→
          稜線分岐点境界碑 30分→登山口   歩行時間 約 1 時間50分 難易度 ★★★ 
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