四国山岳紀行 No350-060430 砥石権現(といしごんげん) 1375m .△3東砥石権現
                        徳島県神山町/那賀町 地図 雲早山(北西)  山岳紀行トップヘ


                    倉羅峠から見た砥石権現(中央のピーク)

砥石権現は名前のように硬い砥石になる石が産出されていたことから、この山名がついたようである。この山は西の高城山から連なる町界尾根上にあって、登山口は西のファーガスの森からと、東の雲早トンネル口からが有るが、近年、岳人の森の管理人さんの労力によって新しい登山道がつけられた。


                  正面に見える鹿舞ダキ山とコバノミツバツツジ

今回はその岳人の森から登ることにした。入山料400円を支払い、駐車場に車を置いて登山口を目指す。周囲はシャクナゲやツツジが多く植えられ開花時には見事であろう。時期が少し早いのかシャクナゲやオンツツジはまだ固い蕾であるが、コバノミツバツツジや山桜は満開で、ひときわ新緑に彩を添えている。


                        登山口に有る案内板

正面には鹿舞(かま)ダキ山が堂々と聳えている。斜面のピンクの模様はアケボノツツジか、舗装された車道を詰めると登山口に着いた。りっばな指導標に登山道がつけられた経緯が記されている。よく整備された登山道はじぐざぐを繰り返しながら、自然林とアセビの多い中を登って行く。


                      整備された登山道とアセビの花

単調な登りであるが周囲の林は下生えが無いので見通しが良く快適である。今は盛りと紫紅色に咲き誇るミツバツツジの群落、また赤い幹のヒメシャラが多くあって退屈しない。少し息があがって来る頃、栃山1142mのピークに着いた。東側は切れ落ちていてカモシカが生息しており、時々出没するそうである。


          尾根付近から雲早山                       自然林の尾根を行く

ここからは南東に谷を挟んで雲早山を主峰とする峰々が存在感を見せている。少し休憩して痩せ尾根を進んで行くと、シャクナゲが群生する斜面を登って行くようになる。そこを過ぎるとカタクリ生育地があり、花はまだ見えないが、カタクリの葉が足元に目立って来る。途中開けた所が有って東に神山町や鮎喰川が見えている。


                       シャクナゲ坂とカタクリの花

急坂を登りつめると稜線に出た。左へ行けばすぐに鹿舞ダケ山のピーク、目指す砥石権現へは右に少し下って上り返すと頂上に着く。稜線にはブナやヒメシャラなどの大木が点在して重厚な森林を形成している。その下には僅かながらカタクリが見られる。鞍部は北側が開けていて、焼山寺山や東宮山辺りの山並が見えている。


           稜線付近の原生林                        砥石権現山頂

林の中の少しきつい登りの後、砥石権現の頂上に着いた。山頂には山名板と三等三角点があり、周囲は林で眺望は無い。ここからファーガスの森まで2時間30分とある。縦走路が西に延びているが時間が無いので往路を引き返し、鹿舞ダキ山に足を延ばして分岐まで戻り、往路を下って行った。

〈コースタイム〉 岳人の森駐車場 45分→栃山 35分→シャクナゲ坂 20分→鹿舞ダキ山 20分→
          砥石権現頂上 1時間→岳人の森駐車場
          登山道 整備されている  歩行時間 約 3時間  難易度 12B45 
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