四国山岳紀行 No349-060424 本宮山(ほんぐうさん) 346m .△無
                          香川県東かがわ市 地図 三本松(北西)  山岳紀行トップヘ


                   那智山から本宮山を望む(右端は笠ヶ峰)

本宮山は虎丸山、那智山と共に大内町の水主(みずし)三山と呼ばれていて、熊野三山に見立てている。これらの山々は大内ダムを囲むように聳えており、共に頂上には山名に纏わる神社の祠が祭られて、地元の信仰は厚く登山道も整備されており、三山とも頂上からの眺望が優れている。


                    コミセンターから川沿いに詰めると登山口

この山へのアクセスは水主コミニケュセンターから、川沿いを辿って行くと砂防堤の横の登山口に着く。少し急登してなだらかな道を進んで行く。新緑の中に映えるミツバツツジが美しい。間もなく道は下りとなって沢に下り立つ。右岸に取り付いて谷沿いに暫らく緩い登りが続く。やがてじぐざぐを繰り返しながら高度を上げて行くと痩せ尾根に出た。


          砂防堤の右が登山口                      道はよく整備されている

所々両側の山肌は崩壊が激しく谷に向かって崩れ落ち、一昨年の台風の土石流で山肌が削り取られた跡が痛々しい。痩せ尾根が終わると、再びじぐざぐを繰り返しながら急登して行く。林層が変わって楢の大木などが見られるようになる。林床にはツツジに変わってヤブツバキが真赤な花をつけている。足元に零れ落ちた花が多く印象的だ。


          沢を渡って右岸に出る                        痩せ尾根を行く

前方が明るくなって休憩小屋のある所に着いた。後ろに本宮神社の社が祀られており、すぐ西側には巨大なくじら岩が突っ立っている。高さ約7m、周囲12.5mもあり、本当に海面から頭を突き出した鯨そっくりだ。この岩は大きな屏風岩と小さな岩が前方から見ると重なって、鯨が口を開けたように見えている。


                     咲き零れるミツバツツジとヤブツバキ

そのすぐ西側は開けた山頂であった。今は盛りと山頂周辺はミツバツツジが周囲に彩を添えている。眺望は東から南西にかけて開けており、虎丸山から笠ヶ峰までの山々が眼前に見えている。笠ヶ峰はすぐ西に有って、短時間でここから縦走できるように見えている。


          鯨の頭に似たくじら岩                      くじら岩の本宮山山頂

ベンチ代わりに敷かれた板に腰を下ろしてツツジの花越に眺望を楽しんだ。ところで山頂にどうしてこのような巨大な石が残ったのか不思議である。幾万年の自然の営みによって造形されたとはいえ、人類の短い生涯から見れば想像を絶するものだろうと思いながら本宮山を下って行った。

〈コースタイム〉 津田東インター 15分(車)→水主コミニケュセンター駐車場 5分→登山口 45分→
          頂上 25分→登山口 5分→水主コミニケュセンター駐車場
          登山道 整備されている  歩行時間 約 1時間20分  難易度 1A345 
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