四国山岳紀行 No345-060407 谷上山(たがみさん) 456m .△無
                              愛媛県伊予市 地図 上灘(北東)  山岳紀行トップヘ


          桜公園からの谷上山                      桜の咲く第二展望台

伊予市の南側には小高い山が幾つか見えているが、その中で林層の豊かなひときわ高い山が奥に見えている。前衛の丘陵は桜の名所として展望台があり、周辺は県民の森として整備されていて、展望台からは眼下に伊予市から松山市にかけての市街地が広がり、伊予灘に浮かぶ島々が眺望できる。目を転ずれば東に皿ヶ嶺連峰の山々が重なる。


                      宝珠寺山門と本堂への石段

この山へのアクセス道は少し判りにくいが、今回は県道23号線から大谷池を目指して進んで行く。大谷池の堤防を西に進んでいくと展望台の下の駐車場に着く。一面に植えられた桜が満開で、その奥に谷上山が桜の上に浮かんでいるように聳えている。あまりの景観の美しさに思わずオーと声を上げてしまった。


          道脇に咲くヤマスミレ                       墓地の上から登る

桜公園の横を通って登山口の有る宝珠寺に向かう。第2展望台から600mほどの所に小高い所に第1展望台があり、少し先に進むと小さな広場がある。宝珠寺の山門と正岡子規の「夏川を二つ渡りて田上山」という句碑が建っている。説明によると子規 明治29年夏の作で、夏川を二つ渡りては、石手川と重信川のことだろうとある。


                     快適な道脇にはヤブツバキが咲く

山門から200mほど静かな林の中の坂道を下りて行くと本堂下の駐車場に着く。高く築かれた石段の上には、山中の寺としては立派な大きな本堂が建っている。登山口は山門前から西へ細い車道を上がると寺の分譲墓地があり、ここからよく踏まれた広い山道となる。最初は自然林の尾根沿いに登って行く。道に落ちたヤブツバキの紅い花が目に付く。


           山頂付近の原生林                      よく踏れた登山道

自然林が切れると、伊予高校演習林と書かれた標識が有り、ここから道は一旦折り返して人工林の中を高度を上げる。ほぼ一直線の道を高度を稼いで行き、林相が自然林に変わると頂上である。頂上には屋根がけの祠と小さな池、周囲は綺麗に掃き清められている。驚いたことにその北側は畑になっており、周囲は猪避けの柵で囲われていた。


          山頂から松山市方面                       山頂最高点にて    

山頂からは周りの木立に遮られて眺望は無い。北側は少し開けていて市街地辺りの一部が見えている程度である。畑の周囲には花木が植えられ、今は盛りとレンギョウの黄色い花が辺りを明るくしていた。山頂南側一帯は手付かずの欝蒼とした自然林の植生が保たれていて、北側の畑と南側の原生林が対照的であった。

〈コースタイム〉 宝珠寺門前登山口 25分→:頂上 15分→宝珠寺門前登山口
          登山道  整備されている  歩行時間 約 40分 難易度 1A345 
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