四国山岳紀行 No337-060221 袋山(ふくろやま) 262m △3(袋山)
                               香川県高松市 地図 白峰山(北東) 山岳紀行トップヘ

          衣懸池西側からの袋山                        南側からの進入路

香川県には富士型の山が見られるが、この袋山も小型ながら秀麗な形をしており、五色台の東麓に目にとまる山である。この山の登山口は数ヵ所あるが、概して登山道は整備されていなく、踏跡程度である。今回は南側の旧11号線沿いにある衣懸(こかけ)池西側の交差点から登った。


           林道終点の登り口                         分岐から右の取付点

山側に延びている車道をつめて行くと民家を過ぎて農道の終点に着く。下から登って来た登山道との合流点である。ここから登山道はミカン畑の右側をまいて進んで行くと道は二分する。左は良く踏まれた道であるがミカン畑の上部と竹林に向かう道である。


                      ウバメガシからコナラの林に変わる

登山道は判りにくいが、分岐の所から山側へ急斜面をよじ登って、ウバメガシの茂る下を真直ぐにテープに導かれながら進んで行く。ウバメガシの林を過ぎると、いよいよ自然林と笹の茂る袋山の懐に入って行くようになる。踏跡は薄いので笹や木の枝を払いながら、テープを見失いように登って行く。


          小蔦が絡むコナラ林                          山頂直下の急登

幹が蔓に覆われたコナラの林を過ぎて、急勾配になって足元に岩塊が多くなってくると頂上は近い。木々に捉まり息を切らしながら登り切ると、自然石の上に石灯篭が置かれた頂上の南端に着いた。ここからの眺めが良い。南から西にかけての眺望が落葉した木立の間に広がる。


                      山頂直下の登りと南端にある燈篭

香川県の山に登ると眼下に溜池の多い風景が目に飛び込んでくる。すぐ南には衣懸池その奥に御厩池と御厩小富士の三兄弟が、そして西に目を転ずれば鷲ノ山、蓮光寺山、国分台などが大小さまざまな溜池の向こうに盛り上がっており、里山の風景が風情豊かに広がっている。


          薮の中に三等三角点                        西側に新池が見える

頂上一帯は背丈ほどの笹に覆われており、踏跡を少し北に進むと国土地理院の標識と三等三角点があった。更に少し進むと大岩の上に石灯篭、その下に祠が祀られ昭和4年の年号、甕洗祈雨と記され東を向いている。三角点まで戻って踏跡を少し西に入ると、ここにも祠があり、こちらは比較的新しい。


                        頂上に鎮座する龍神の祠

昭和52年8月の年号、東西下所、東西大谷と記され西に向けて鎮座されている。降雨の少ない地域、麓の人々はこの山に神を祭り、慈雨を天に祈っていたのだろう。香川用水が引かれたり、農業が減退して竜神様に縁遠くなったとはいえ、この美しい山の登山道を整備してほしいと思いながら袋山を下って行った。

〈コースタイム〉 南側登山口 50分→頂上 30分→南側登山口 歩行時間 約 1時間 20分 
          駐車場 無し 登山道 荒れている  難易度 12③45  

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