四国山岳紀行 No329-051102 綱繰山(つなくりやま) 1466m △無し
                            愛媛県新居浜市 地図 別子銅山(南東)  山岳紀行トップヘ

           西側から見た綱繰山                       紅葉に染まる綱繰山

綱繰山は銅山越えの西にある西山の南に位置し、最近アケボノツツジの咲く山として人気を集めている。綱繰山の北斜面一帯に分布するアケボノツツジの群落は、北側の西山から眺めると素晴らしい景観を擁して、北側斜面をピンクに染める様は素晴らしい。11月始めこのアケボノツツジの紅葉を見るために大永山トンネル南口から登った。


           トンネル南側の紅葉                        トンネル南側の登山口

大永山トンネルへは新居浜側から向かう。清滝辺りの紅葉はまだ少し早かったようだが、大永山トンネルに近ずくと、見上げる綱繰山辺りは錦絵に染まって紅葉の真っ最中で、アケボノツツジの紅葉も期待できそうである。大永山トンネルを抜けて別子側に出ると周辺は紅葉の真っ最中であった。電話ボックスの横に車を置いて登山開始である。


            谷沿いに登って行く                         渓流沿いの紅葉

トンネルを出た所の林道をチェーンを跨いで20m ほど進むと、山側に標識があって崖をよじ登れば、確かりした道が沢に沿って延びている。途中小沢に架かる朽ちて壊れた木橋を巻いて進んで行く。左側には紅葉越しに見えている渓流が美しい。渓流に下る道を見送って進んで行き、正面に小滝が現れて岩の下を巻いて道は滝上に出る。


                       沢を渡って植林帯を登って行く                            

滝の上は川原状の広い沢になっていて、流れを跨ぎながら対岸の取り付きまで沢の中を進んで行く。右岸に取り付き少し沢沿いに進んで行くと、道は少し崩壊していて植林帯の急登りとなり、少し登るとゆったりとしたじぐざぐを繰り返しながら、植林帯を登り詰めると稜線道の分岐に出て右に銅山峰方面に進む。両側はスズ竹が茂っているが刈払われているので歩きよい。


                       原生林の中の登りと山肌の紅葉

暫らく良く踏まれた水平道を進んで行く。開けた所からは別子側の山腹も錦絵に染まり、紅葉の真っ最中である。1203mピークを巻いて行くようになると、モミなどの原生林の中を高度を稼いでいくようになる。常緑樹の中にひときわ赤や黄色の紅葉が映えて美しい。ときおり樹間から目指す綱繰山のピークがだんだんと近ずいて来る。


           山頂直下の急な登り                       崩壊斜面を越えていく

綱繰山の南斜面をまいて行くようになると崩壊場所に出た。崩壊斜面の踏跡を注意しながら朽ちた丸木橋を越えていくと、いよいよ綱繰山への急登が始る。木に掴まりながらの急登であるが長くは続かない。足元の小さいドウダンツツジまでが真赤に紅葉している。やがてヒメザサの広がるビークに着いた。ここからは緩やかな尾根道となる。


                    山頂手前のツガ林とアケボノツツジの紅葉

間もなく尾根道は北側に回りこんでアケボノツツジの茂る中を進んで行く。赤く紅葉したアケボノツツジの林立が素晴らしい。少し下って上り返すと、うっかりすると通り過ごしてしまいそうな綱繰山の山頂である。北側には西山が間近に見えている。少し北側に下って行くと綱繰山北斜面のアケボノツツジの群落が見える場所に着く。

                        綱繰山頂上と西側の紅葉

ここからは紅葉に染まった山肌が傍観できる。正面には笹ヶ峰から吊り尾根を隔てた沓掛山と黒森の山塊が印象的だ。紅葉の錦絵は一気に山頂から深い谷間に落ち込み、山肌一面は錦絵の絨毯を敷いたようなコントラストで、過ぎ去る秋を謳歌するように紅葉真っ最中の綱繰山であった。

〈コースタイム〉 大永山トンネル登り口 15分→沢 25分→笹ヶ峰分岐 1時間20分→頂上
          頂上50分→笹ヶ峰分岐 15分→沢 15分→ 大永山トンネル登り口 
          歩行時間 約3時間20分 難易度 12B45 
          登山道 整備されているが崩壊箇所あり 
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