四国山岳紀行 No316-050528 王越山(おうごしやま) 236m △無 
                                香川県坂出市 地図 五色台(南西)  山岳紀行トップヘ


           西側から見た王越山                       梅宮八幡神社から王越山

王越山は坂出市王越町にあって、乃生湾と木沢湾の間に聳える独立峰である。眺める位置によって端正な富士型に見えたり、またどっしりとした峰を持つ山にも変貌する。王越山の眞尾坂は、西行法師が庵居して、雨月物語に登場する坂で、庵は坂出市王越出張所の辺りにあったようで、出張所脇の坂を少し登った所に記念碑がある。


                  登山口への入り口は県道と旧道の交叉する所から

この山の登山口は南北にあるが、今回はその南側の眞尾坂から登ってみた。五色台の北側を走る県道16号線が岬を回わって王越町に入ると、眼前に海岸線に島のように突き出た王越山が目に飛び込んでくる。王越山から南に派生する支峰の末端にアクセス道が上っている。入口に坂出市王越出張所があり、その前は三叉路の信号機がある。

          登山口から南の眺望                        登山口から見た王越山

登山口までのアクセス道は舗装されているが道幅が狭く、普通車がやっと通れるほどである。終点はミカン畑になっていて、真直ぐミカン畑に沿って登って行くと山道に取り付くようになる。道標などは一切無い。登山道は夏場は笹や草が絡むが。道は少しきついので、道沿いにロープが稜線まで延々と張られている。岩場が現れてくると稜線は近い。


          稜線までは笹や草が絡む                     稜線からは快適な登山道

稜線に出ると植生は一変して、常緑樹のウバメガシの林の中を行くようになる。稜線には四角い大きなサヌカイト石が点在している。稜線に出たところから西側に大きな岩が露出していて、この上に立てば眼下に王越町の乃生の街並みが俯瞰できる。そして乃生湾の向こうに乃生岬、奥に瀬戸大橋が連なり素晴らしい風景が広がる。

                  サヌカイト岩の上から乃生湾と乃生岬奥に瀬戸大橋

眺望を楽しんだらウバメガシの林の中の快適な稜線を頂上に向かう。100mほど進むと前方が明るくなって、開けた山頂に着く。山頂には注連縄に囲まれた御嶽神社の祠が祀られている。周囲は開けているのですこぶる見晴らしが良い。北東側には大崎の鼻を隔てて小槌島が浮かび、備讃瀬戸には大小の船舶か行き交うのどかな風景が広がる。


         小槌島の向こうに備讃瀬戸                    頂上にある御嶽神社の祠

東側は木沢湾を隔てて大崎山が聳え五色台へと続く。眼下に王越町の木沢の街並みが見えている。山頂広場から北へ下っている確かりした道は、梅宮八幡神社からの登山道である。梅宮八幡神社は王越山から北に派生する91mのピークにあって、ここからの眺望も良い。神社からは王越山が眼前に聳えていて、随神門からは真正面に王越山が見上げる位置にある。


        梅宮神社アクセス道から乃生岬                 北側登山口のある梅宮八幡神社

神社までは立派な車道が付いているので、こちらから王越山に登るほうが良いかもしれない。香川県神社誌によると梅宮の梅は産に通ずるを以て産宮を梅宮と申すなりと云へり。一説に当社梅宮は、海宮にて海神を祭れるならむと云ふ。」とある。神社裏手には梅ノ木があって朱く熟れた小梅が一面に落ちていた。

♪王越山の あかつきの 深紅の空の 雄大は 希望あふるる 青年のわがはつらつの 姿かも♪ 
                                             (坂出市瀬居中学校校歌)

《コースタイム》 アクセス道入り口 5分(車)→登山口 35分→頂上→ 25分→登山口 
          歩行時間 約 1時間 登山道 やや悪い 
          駐車場無し アクセス道終点に  難易度 1②345
ページの最初に戻る