四国山岳紀行 No310-050424 愛宕山(あたごやま) 232m △無 
                                香川県琴平町 地図 善通寺(南東)  山岳紀行トップヘ


            展望所への登り口                        公園からの愛宕山

全国に愛宕山と名のつく山は数多い。金毘羅さんの南側に隣接する愛宕山もそんな名前の山である。北側に標高の高い大きな象頭山の陰になって、その存在感を奪われているが、黒々と樹林に覆われた山容は他の山と違う様相を見せている。多分常緑樹が多いせいだろうか。この山塊は峰続きに三つのピークを連ねている。


                        ツツジの咲きこぼれる遊歩道

登山口は数箇所あるようだが、今回は琴平公園から登ってみた。金毘羅芝居で有名な金丸座の前の道を公園に向かう。公園では多くの人がシートを敷いて宴を催している。すき焼の匂いが漂ってくる。桜の花はもう終わっているが、今はツツジが新緑に映えている。公園の上の展望所へ向かう遊歩道を登って行く。


                        展望所の側にある愛宕山三角点

階段状に付けられた遊歩道の脇には今は盛りと、オンツツジが真っ赤な花を賑やかに着けて目を楽しませてくれる。遊歩道は三回折り返してまもなく展望所に着く。展望所の手前に四等三角点(愛宕山)がポツリと佇む。この小ピークは金山寺山(153m)と呼ばれている。ここからの眺望は素晴らしい。眼前に金毘羅さんの全容が望め、眼下に琴平町の街並みが広がっている。


                      展望所より金毘羅さんと琴平の街並み

展望所の後には皇紀二千六百年記念と刻まれた石碑が立っている。周囲にはオンツツジがこぼれ咲いて絵になる風景だ。少し進むと、この地の発展に尽くした瀬戸大橋の提唱者である、大久保ェ之丞翁の像が瀬戸内海の方角を向いて立っている。その脇の藤棚には白藤が満開となっており、車道終点の駐車場からここまで遊歩道が上がってきている。ここからはこれから向かう黒々とした愛宕山のピークが眼前に聳えている。


          大久保ェ之丞翁の像                        北に飯野山が見える

ツツジの咲くなだらかな公園の尾根を詰めると、道はぐっと細くなって欝蒼とした林に変わり、踏み跡が稜線に向かっている。覆い被さるシダをかき分けながらの登りとなる。15分程で稜線に出た。出た所に赤テープの目印がある。稜線も欝蒼とした森林を形成しており、ヤマモモの巨木もある。稜線ははっきりした踏み跡が西のピークに向かって続いている。


          登り始めはシダが絡む                       稜線の林の中を西に進む

緩いアップダウンを繰り返しながら林の中の稜線を進んで行く。途中開けた所が二箇所ほどあって、眼下に佐文の工場の建物が見えている。その向こうに仲南の丘陵、奥に阿讃山脈が横たわる。そこから緩く下ってすぐ次のピークに踏み跡は続く。大きなヒノキが見えてくると頂上は近い。上り返して行くと愛宕山遺蹟と刻まれた石柱と、愛宕神社の祠と古い木の鳥居がある頂上に着く。ここはその昔、愛宕山城があった場所らしい。


        稜線の途中から南側の眺望                      頂上から西に金毘羅本宮

頂上は平坦になっていて中ほどに祠が安置されている。祠は象頭山中腹に見えている金毘羅さん本殿の方に向いていて、象頭山の全容を見渡している。象頭山の右肩にちょっぴり山頂に中継塔の立つ大麻山が顔を覗かしている。北側だけ開けた良いロケーションだ。ここからぐっと下って先にもう一つのこの山塊の最高点239m(八景山)のピークが見えているが、道は定かでなく時間がかかりそうなので、ここから引き返すことにして往路を下って行った。


                        頂上には愛宕神社の祠がある

《コースタイム》 展望所登り口 5分→展望所三角点 20分→稜線 30分→頂上 40分→展望所登り口
          歩行時間 約 1時間35分 登山道 荒れている 駐車場 公園にあり 難易度 12B45
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