四国山岳紀行 No301-050413 智行寺山(ちぎょうじやま) 163m △2(智行寺山) 
                               香川県三豊市 地図 観音寺(北東)  山岳紀行トップヘ


          南側から見た智行寺山                 県道から見える鳥居が目印

智行寺山は香川県山本町の琴平ゴルフ場の南に位置した里山である。独立峰であるが周囲に支尾根を幾筋も持つ複雑な地形を擁している。北側に続く丘陵地帯はゴルフ場として開墾されている。この山の頂上には知行寺城跡があり、頂上は平になっており、周囲に僅かではあるが石塁や馬返しなどが残っており、山城の名残をとどめている。


                  稲荷神社入口の鳥居の前から小道に入って行く

この山は独立峰であるが周囲に支尾根を長く従えているので、標高の割に見た目には低く見える。登山口は東西にあるが今回は東側の稲荷神社の鳥居の前から登ることにした。県道377号の豊浜琴平線と県道5号の観音寺財田線とが交叉する所から琴平方面に1キロほど走ると、北側に智行寺山が近ずいて来る。民家の脇から小さな橋を渡り、山際に立つ木の鳥居を潜って山間の狭い道を進んで行くと奥にお稲荷さんの鳥居が見えてくる。車はここまでで、鳥居から続く参道の奥の小高いところにお稲荷さんの社がある。


         竹薮を過ぎて稜線に取り付く                  頂上にある知行寺山城跡の碑

鳥居の前から細い林道を進んで行くと竹林に入る。竹林の中を左に進んで行くと竹林が切れて放棄された段々畑に着く。畑と竹林の境をよじ登って稜線に取り付くと、少々木々やシダが絡むが確りした踏み跡が頂上まで真直ぐ延びているので、辿って行くと整地された頂上に着く。100uほどのさほど広くない頂上には二等三角点と知行寺山城跡と刻まれた石碑が立っている。


                          頂上の二等三角点

ここからは西に観音寺市街や七宝山などがよく眺められ、かって見晴らしのよい要塞として機能していたことが伺われる。西側から上がってきている確りした登山道を少し下った山頂直下の岩場には、不動神が祀られている。その少し下にも一体。スズタケの中を登山道はじぐざぐに降下しているが、すぐにスズタケはなくなって松や権木帯の中の下りとなる。右側に分かれた踏み跡を辿って行くと整地された中に山の神の石仏が一体佇む。


        北に観音寺市から豊中方面                     岩場に祀られた山の神

登山道に戻り、下って少し上り返すと支尾根の稜線道に出た。どんどん西へ向かって下っていくと支尾根の分岐に着く。北側の尾根上に山の神が祀られている。なおも下って行くと下の方でユンボの音が聞こえてきた。どんどん下って行くと池の上の広場に下りついた。菅神社がある北側というところの上にある池らしい。ここまでコンクリートで舗装された幅2mほどの新しい道が上ってきている。池の堤から振り返ると登って来た頂上は遥か東に見えている。随分西に下ってきたようである。


        西側からの登山道へ下って行く                   稜線に咲く目立つオンツツジ

車を置いてある東の登山口まで引き返さなければいけないので、池奥に延びる林道を辿って行くことにした。少し進んだところで工事用のショベルカーが道を塞いでいる。先ほど聞こえていたユンボだろう。工事人が居たので道を聞いてみた。この道は少し先で行き止まりになっているらしい。池の奥は支尾根の谷になっていて昔は水田や畑があったそうだが今は放棄されて荒れているようだ。どちらへ回っても凄く遠回りになるようなので、コルを越えれないかこの谷を詰めてみることにした。



                       池の下の西側登山口に下りつく

谷沿いの道は少々草が絡むが農道なので確りした道が奥へと続いている。どこへ行ってもそうだが広い棚田がこのように放棄されて雑草の荒地と化している。そんな中を500mほど進んだだろうか、やがて周囲は植林帯となって再び山に登って行くようになると、見覚えのある下りに立ち寄った山の神の所に着いた。踏み跡を辿ると西からの登山道に出た。何のことはない、支尾根を一周してきたわけだ。あとは頂上まで戻って東側の登山口まで下らなければいけない。再び山の神に拝礼をして頂上を越えて東の登山口まで下って行った。

《コースタイム》 東登山口 30分→頂上 30分→西登山口 40分→頂上 20分→東登山口 
          東側登山道 荒れている 西側登山道 よく踏まれている 歩行時間約 2時間 
          駐車場 無し 登山口に可 難易度 1A345

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