四国山岳紀行 No294-040112 高尾下山(たこぎやま) 270m △4(高尾下山)
                       香川県三豊市詫間町/仁尾町 地図 仁尾(北東)  山岳紀行トップヘ


         南側から見た 高尾木山                       頂上から眼下に詫間町

高尾木山(270m)は香川県詫間町と仁尾町の境にあり、詫間峠と加嶺峠の中間に位置する山である。三合目辺りまではミカン畑として開墾されており、山頂一帯は自然林が残されている。知名度が低い山なのかあまり登られていないようである。頂上からは北に眺望が開け、眼下に詫間町が広がる。


         登山口に当る目印の工場                    工場の右側から農道に入る

登山口は少し判り難いが、詫間町と仁尾町の境にある加嶺峠を南下して、仁尾町側に800mほど進んで右の旧道に入って行くと、カーブの山側に製材所がある手前から小道に入って行く。ミカン畑の中の舗装道を右にコースを取り、中継塔のある所まで登って行く。車はここまでで中継塔の下に駐車スペースがある。ここからは眼下に仁尾町の街並みと蔦島や伊吹島が眺望できる。


         農道を詰めると中継塔に着く                  中継塔の階段の右側から登る

登山口は階段を登って、更に上の施設の階段の右手の薮の中に頂上に向かう踏み跡がある。権木帯の中の判りにくい道であるが、頂上まで要所にピンクのリボンが掲げられているので目安に進んで行くとよい。最初は急勾配の登りが続くが、尾根筋に出ると平坦な林の中を西に向かって進んで行くようになる。足元に絡む小権木は刈り払われているが、切り株が尖っているので注意しよう。


        最初は踏み跡の急登となる                    稜線は平坦な林の中を行く

そんな欝蒼とした尾根筋を100mほど進むと、少し開けて一段高くなった頂上に着く。頂上には国土地理院の標柱と四等三角点があり、山の高さを記した山名板が木に掲げられている。またこの山の出で立ちや地質構造が書かれた古い説明板が倒れていた。文字が消えかかっているので詳しく読み取れない。頂上付近はコナラなどの林に囲まれ、北側以外は眺望は望めない。


                        頂上広場にある四等三角点                

北側の眼下には詫間町の街並みが広がり、その北端に塩生山が形の良い姿で見えている。その向こうに志志島、高見島、粟島などの塩飽の島々が浮かぶ。南側は樹木の間から七宝連山の志保山や社山の一部が辛うじて見えている程度である。東西は尾根筋の深い林で眺望はない。林の中の尾根筋には人工的に作られたのか判らないが、所々に窪地がある。またあまり人が登っていないらしく、目印のリボンが無ければ迷いやすい山のようである。


         眼下には詫間町が広がる                      中継塔付近から仁尾町

加嶺峠から頂上に至る登山道があったが、現在は荒れていて踏み跡さえも定かでないようである。また麓のみかん畑の中に過剰生産のためか、堆く放置されたミカンが印象的であった。近年ミカンやリンゴは過剰生産と海外からの輸入で、収穫する手間賃も出ないという。こんな現状を打開するために生産者は四苦八苦しているという。ミカンに限らず最近の日本の市場は異常であり、他に先駆けて新しい物を開発しなければ、生き残って行けないような世の中に憂いを感じる。世の中便利になり過ぎるとこのような事が起こる。山と自然は昔のままがよい。そのほうが万物にとって幸せなのかもしれない。

《コースタイム》 登山口 5分(車)→中継塔 20分→頂上 10分→中継塔 登山道 踏み跡程度
          歩行時間 30分 難易度 易←1A345→難
          駐車場 農道終点中継塔下に2台ほどのスペース
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