四国山岳紀行 No285-031029 自念子ノ頭(じねんごのかしら) 1702m △3(黒森) 
                      愛媛県西条市/高知県いの町 地図 瓶ヶ森(南東)  山岳紀行トップヘ


自念子の頭1702m は東黒森と西黒森の中間に位置し、瓶ヶ森林道から最も近くにあって標高のわりに手軽に登れる山であるが、知名度が低いので案外登られていないのではないだろうか。瓶ヶ森林道が尾根の最上部にかかる所は標高1600mを越えており、目前の自念子の頭 は林道から標高差100m足らずであるが、実際に登ってみると登りがいのある山である。


                      瓶ヶ森林道から登山道に取り付く

この山は縦走路上にあるので登山口は西側の神鳴池上の西黒森山登山口からと、東側の東黒森とのコルからがあるが、最短コースは東側のコルからである。林道からはすぐ近くに自念子の頭が手招きしている。東側のコル直下の林道脇に車を置いて笹原の広い踏跡を少し登ると縦走路のある稜線に出る。北側は今まで見えなかった瀬戸内側の風景が目に飛び込んでくる。


                        東側には東黒森が聳える

眼下に西条市街や東予の街並み、燧灘に浮かぶ島々の向こうに中国地方までが見渡せる。振り返ると重なる山並の向こうに太平洋が鈍く光る。今日は空気が澄んでいて視界が遥か遠くまで見通しが利く。稜線からゆったりとした縦走路を西に進んで行く。段々と高度が上がりピークの南側を巻いて行くようになる。すぐ下には林道が延びており車がときおり通り過ぎて行くのが見える。


                      遮る物のない眺望が頂上まで続く

振り返ると東黒森に向かって数組のパーティが登って行くが、こちらに向かって登っているのは私だけである。足がようやく慣れた頃、縦走路から離れて笹原の斜面の踏跡を直登して行くが案外と急な登りだ。登りが緩くなって頂上に着いたのかと思ったらまだずっと先へ道は続いている。道は西にカーブして笹原の中を進んで行くと山名標識と三角点のある頂上に着いた。


                       頂上の笹の中に三角点を確認

頂上は狭いが眺望は北側以外は開けており、西側は西黒森から瓶ヶ森、石鎚山、筒上山、手箱山などの山塊が悠然とと聳えている。南側は折り重なる高知県側の山並の果てに太平洋が光っている。南東側には戸中山から稲叢山、西門山、東門山にかけての山塊が大きく佇む。東側には峰続きの脊梁の山々が大きくダイナミックに重なる。北側は背の低い権木に遮られて眺望はないのが残念だ。


                     西に石鎚山や瓶ヶ森と西黒森が聳える

暫らく雄大な眺望を楽しんで下山に移る。帰りは西に下るコースを辿ってみた。瓶ヶ森から石鎚の山並を眼前に眺めながら、広い笹原の踏跡を下って行くと縦走路に下りつく。右に進めば西黒森方面へ行けるが、今日は時間がないので左にとって縦走路を東へ引き返して行く。尾根肩を回り込むと石鎚山は見えなくなるが、東側の山々が目に飛び込んでくる。


                      太平洋まで望める眺望は素晴らしい

尾根肩の岩場には数が少ないがコメツツジが最後の紅葉を残している。この辺りから先ほどの東側の直登ルートまでは勾配がきついので少し道が悪い。直登ルート取り付き付近からは道はなだらかになり、南に高知中央部の折り重なる山並みと眼前に東黒森や伊予富士を眺めながら登山口の林道に戻り着く。


                       コメツツジの紅葉と東側の眺望

《コースタイム》 瓶ヶ森林道東側登山口 5分→直登分岐 15分→頂上 5分→縦走路 15分→
          瓶ヶ森林道東側登山口  歩行時間 約 40分 難易度1A345
          駐車場 無 路肩に 登山道 良く踏まれている
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