四国山岳紀行 No282-031001 岩躑躅山(いわつつじやま) 1103m △2(岩躑躅)
                              高知県土佐町 地図 土佐小松(南東)  山岳紀行トップヘ


        大川大橋から見た岩躑躅山                    多くのピークが重なる岩躑躅山

岩躑躅山(いわつつじやま)1103m は、高知県の北部を流れる吉野川の早明浦ダム湖の南側に位置する山で、火山の外輪山のような山塊はこの山の特微である。第三紀層の浸食台地で三角点も尾根の最高点ではなく、半円形に取り巻く稜線上のピークは地形図を見ても、どこが頂上か見分けにくい山である。麓から見上げる西側のピークの断崖の岩場にはツツジが多いことから、この山の名称となったのかも知れない。


                         大川橋を渡り黒丸方面へ

この山へのアクセスは大川村小松から、大川橋を渡って県道6号線を瀬戸川沿いに黒丸方面に進んで行く。3キロほど進むと中村方面への七尾橋があり、県道看板の元に岩躑躅山への標識がある。対岸の奥には岩躑躅山の絶壁を擁した山塊が聳えている。

                      七尾橋入口に小さな案内板がある

橋を渡って中村の集落を抜けると未舗装道となるが、道は林業関係の作業道でよく慣らされているので走りよい。途中分岐が 2.3箇所あるがメイン道を見極めて道なりに進んで行く。高度を稼いで県道から10キロあまりで上の鎖止めとなっており、ここから先は中江産業の開発林道で手前に車を置いて歩いて行く。


        七尾橋を渡って中村方面へ                    眼前に前山のピークが聳える

周囲は開けてすこぶる眺望が良い。東の眼下には早明浦ダム湖の向こうに田井の街並みが広がる。西側は稲叢山や門山の大きな山塊が聳えている。目指す岩躑躅山の頂上は幾つものピークが並んで見極めできない。広場を少し下って行くと嶺北ネイチャーハントの登山口の標識がある。そこから林の中へと登山道は続いている。


                      林道上の鎖止め付近からの眺望

稜線道は笹が刈られているので歩きよいが、途中の小さなピークを二つ越えて下って行くと、先ほどの広場からの林道に出る。二つめの登山口を示すネイチャーハントの標識が稜線の取り付きに立っている。再び稜線に取り付いて登って行く。15分ほどで前方が明るくなって来ると稜線の頂に出る。


                     鎖止めの広場の向こうに登山口がある

頂上付近は切り開けがあって東側の眺望が開ける。眼下に早明浦湖の上流から下流の早明浦大橋、その先にダムの突堤の上部が見えている。更に続く田井の街並み、奥には祖谷山系から剣山系にかけての山々が霞む。左にはきびす山から白髪山にかけての山塊、手前には鎌滝山が大きく聳えている。       


                      再び林道に出て登りつめると頂上

三角点は登りきった所から僅かに左の稜線上にあり、ネイチャーハントの山名標識がある。山名標識がなければ通り過ごしてしまうような場所である。ここからも北東側に視界が開けており、先ほどと同じ展望が楽しめる。西から南にかけては林のため眺望は利かない。足元にはこの時節、アサマリンドウの青い花がたくさん咲いている。


                      山頂からは眼下にダム湖が光る

暫らく休憩して往路を下って行く。林道まで下って後は稜線に取り付かず、そのまま林道を鎖止めまで歩いた方が開放感があって歩き良いし時間的に大差はない。尚、休日は林道下部で鎖止めされている事があるので、その場合は上の鎖止まで登山道と林道を交互しながら歩く事になるが、迷いやすい地形なので注意を要する。


         ダム湖の向こうに田井の町並                   登山口付近から見た山頂

《コースタイム》 七尾橋 25分(車)→林道鎖止 2分→登山口 15分→林道出合 15分→頂上 5分→
          林道出合 15分→林道鎖止 20分(車)→七尾橋
          歩行時間 約 50分 難易度 1A345
          駐車場 鎖止前路肩の広場に  登山道 手入れされている
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