四国山岳紀行 No280-030810 弁天山(べんてんやま) 6.1m △無 
                               徳島県徳島市 地図 徳島(南西)   山岳紀行トップヘ


          日本一の低い山弁天山                     道筋の田んぼの中にある   

徳島市に自然の日本一低い山があるというので行ってみることにした。他にも日本一と主張している山がある。天保山(大阪市 4.53m の地形図で日本一)、日和山(仙台市 6.05m の元祖日本一)、蘇鉄山(堺市 6.80m の一等三角点のある山で日本一)があるが、弁天山 (徳島市 6.08m 自然の山で日本一)は他の山のように川の底ざらえをしたときの土砂を積み上げて出来た、人工の山でなく全く自然の山である。


            頂上で万歳三唱                         松の切り株が残る

国土地理院発行の地形図に山として載るには、地元で呼んでいること、自治体でその名称を公式に使用していること、その山の名称を記載することが妥当なことの3条件が必要との事。つまり 明日から土砂をたとえ100mの高さに積み上げても山としては認定されない。徳島市南部の田園地帯の中にある弁天山の標高は6.1メートル。2002年6月1日にはその標高にちなんで初の山開きを行った。ここは国土地理院の職員が調査し、自然の山では日本一低いとした山。それを受けて地元では平成10年に弁天山保存会(井上武会長)が結成された。なんでも源平合戦の頃は、海に浮かぶ一本松の小島であったらしい。


                       登山道はコンクリートの階段

赤い鳥居をくぐり抜けると山頂までは登山道が整備されており、はずむ息で10歩上がると尾根にたどりつき、右へ曲がって数歩で頂上となる。山域は樹木や草木に覆われているが、松の切り株がある八合目には岩盤が露出し、森林限界を越えた山域の様相をしている。頂上には安芸の厳島神社から分祀した弁財天が祀られている。


                     向かいにはラーメン店のチーアンがある

この山にはかつて山全体を覆い尽くすほどの巨大な老松があった。しかしマツクイムシの被害で昭和55年に切り倒された。弁天山の松は残骸の切り株となって祠の後ろに今も横たわる。たかだか6.1mといえども、田んぼの中にぽつんと突きでているので高度感がある。空間には桜が植えられ、田んぼを吹き抜ける夏の風にのって蝉が賑やかに鳴く。


                     チーアンで登頂証明書を発行してもらう

周囲を散策すれば、山から流れる用水路は水量が多く、タニシ、オタマジャクシ、すっかり姿を消したフナやメダカがここにはたくさんいるのには驚いた。用水路を隔てたラーメン店で登頂証明書を頂き弁天山を後にした。  
              弁天山登頂証明書 価格10円  所在地 徳島市方上町弁財天八番地一
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