四国山岳紀行 No265-030217 志保山(しほやま) 426m △3(石ヶ谷)
                                香川県三豊市 地図 仁尾(南西)  山岳紀行トップヘ  


          山条山から見た志保山                      仁尾町から見た志保山

志保山426m は香川県西部の海岸沿いに延びる七宝連山の東端に位置する。爺神山に登ったとき北側に存在感のある山容を見せていたので、一度は登っておきたいと思っていた。登山口は高瀬町比地地区の南郷バス停から山側に延びる農道を300m ほど行くと、カーブの所から山に向かう農作業道があるので詰めて行くと、みかん畑の入り口で車は行き止まりとなる。


            農道をつめて行く                         広い登山道が続く

ここから幅の広い登山道が山へ向かっているので辿っていく。以前はだいぶ上までみかんを作っていたらしく、道の両側には防除用のセメントのタンクがあり、枯れたみかんの木が藪の中に見うけられる。最近どこへ行ってもこのような光景があり、農業だけでは生活できないので後継者がいなくなり、このように放棄されたみかん畑が多く目に付くようになった。価格暴落そして外国産におされて採算が合わなくなったからである。さびしい限りである。


         防除用水タンクの側を登る                       ゆったりした道が続く

高度があがるにつれて溜池の多い比地地区が眼下に広がる。そして東に形の良い讃岐八富士のひとつ爺神山が、手前にビラミッド形をした山条山が眼前に、その奥に我拝師山が頭を覗かしている。林の中の幅の広い登山道を登って行くと、東に派生する小さい尾根に出る。尾根の北側一帯はみかん畑になっていたようで、ここも藪に埋もれた枯れたみかんの木が見うけられる。


                        やがてじぐざぐの登りとなる

尾根を左に向かうがすぐに大きな貯水タンクが現れる。ここから道はややきつくなって、七曲と称する坂道をジグザグに高度を稼いで行く。やがて道は緩く志保山の南面を西へ捲いて行くようになる。途中に大連(おおづれ)頂上まで496m と書いた目印がある。ここから所々に萱(ススキ)の絡む所があるが、まっすぐ進んで行くと分岐があり、だんだん口頂上まで277m と書いた目印がある。


          倒木が道を塞いでいる                      頂上近くに竜王神社の祠

右に進んでここから杉の植林帯の中を通って、ふたたび雑木林を抜けると前方が明るくなって萱の茂みの中に竜王神社の古い祠がある。ここからは眼下に眺望が開けて、溜池の多い高瀬町の田園が見渡せる。香川県は少雨地帯で溜池が多く、旱魃の時には天に近い山頂に祠を祭って、竜神に雨を乞うていたのであろう。山頂に竜王神社の祠が多いのもこの地方のゆえんである。



                        祠の前の切り開けからの眺望

ここから少し坂を登ると稜線に出る。稜線は南北に切り開けの道が延びており、右に100m 程で三角点のある志保山の頂上である。周囲は林で眺望は無いが、引き返して尾根を15分程南に行くと、切り開けの明るい433m のビークにとびだす。ここからの眺望は素晴らしく、眼下に燧灘が開けて仁尾町の蔦島が浮かぶ。南側には七宝山塊の奥にひときわ高く稲積山が頭を覗かしている。


                        頂上に三等三角点を確認

ここまで車道が下の曽保地区から登ってきており、志保山への新しいアタックルートとして考えられよう。ここから稲積山への縦走ルートの開拓が待たれる。ここからの尾根は藪が絡み踏み跡がある程度で、藪こぎを強いられるので一般にはすすめられない。つぎのピークからは、稲積山まで切り開けがあって稜線伝いに縦走できる。


                    433mピークから眼下に曽保地区南に七宝山


途中に豊中町方面から登って来た車道が見晴台直下まで来ており、素晴らしい眺望が楽しめるだろう。ここから少し南に行けば容易に七宝連山最高点の444m の一等三角点のあるピークに達する。このコースは次の機会に譲ることにして、眼下に広がる眺望を満悦し、来たコースを下山して行った。

《コースタイム》 南郷バス停 10分→登山口 25分→派生尾根 15分→大連目印 10分→
          だんだん口目印 20分→竜王神社 5分→頂上 15分→433m ピーク 40分→登山口
          駐車場 無し みかん畑の入り口 1台 登山道 良い 難易度 1A345
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