四国山岳紀行 No254-020721八巻山(はちまきやま) 1698m △無
                    愛媛県四国中央市/新居浜市 地図 別子銅山(南東)  山岳紀行トップヘ


                        

先月タカネバラを撮影にこの山に登ったが、梅雨の明けたこの時期に咲く花を撮影に、再びこの山を訪れる機会を得た。瀬場登山口には駐車場が無いので、付近の路肩の広くなった場所に駐車することになる。後から来る人のことを考慮して橋を渡った南側の路肩に車を置いて戻って来ると、もう2台の車が来ていて登山の準備をしていた。1台の車は松山から来たという2人の女性連れだった。一緒に登りたいと言うのでこの人達と登る事にした。ここまではNo253(東赤石山を参照) 東赤石山から赤石越えまで引き返して西の八巻山へと向かう。



                      タカネマツムシソウとオトメシャジン(上)

ここからは小規模ながらアルプス並みの岩稜を行くようになる。八巻山に向かう岩稜は重なった奇岩を巻きながら進んで行くが、ルートを外さなければ危険という程の事は無いので三点確保で慎重に進もう。赤石の名に相応しく赤茶けた橄欖岩の少しの土の間に、矮小の高山植物が根を張り可憐な花を咲かせて風に揺れている。


                        イワキンバイとシラヒゲソウ

タカネマツムシソウの青い花、イワキンバイの黄色い花、薄紫のすずらんに似た花のオトメシャジンはこの山にしか無い特産種だ。全体が白い産毛に覆われたエーデルワイスの仲間のコウスユキソウなどが所々にお花畑を作っている。女性連は、うわー綺麗! 可愛いい! 素晴らしい! の歓喜の連続である。足元にも多く咲いているが、高山植物は蘇生するのに何年もかかるので、うっかり踏みつけたりしないよう注意しょう。


                         東赤石山と八巻山頂上

八巻山には平成13年に新しく還座された八巻権現のステン製の祠が鎮座している。振り返ると先ほど登って来た東赤石山の頂が一段と高く聳えている。シラベや五葉松の間をくぐって八巻山の西端に立つと眼下にこれから向かう赤石山荘が佇む。眼前には峨々たる岩稜が前赤石へと続いている。その向こう西赤石山がぼんやりと頭を覗かせている。


                      コバノギボウシとウバタケニンジン

岩稜の急坂を下ってコルに出るとギボウシやウバタケニンジンがお花畑を作っている。見上げると八巻山の岩稜が頭から覆い被さるように聳えている。ここから南斜面の踏み跡を下ると赤石山荘に着く。山荘周辺もシモツケソウやオトメシャジンが多く咲いていて目を楽しませてくれる。ここで少し休憩して山荘前のトラバース道を東に50m ほど進むと標識の立つ分岐に着く。


                         シモツケとシモツケソウ

トラバース道と別れ右に下って行く。間もなく森林帯に入って急坂を下ると沢に出る。右岸に渡って斜面の丸木橋を下って行くと再び沢に下り立つ。右岸に沿って沢の中を進んで行くと岩壁にはジンジソウやシコクブシが咲いている。再び右岸に出て谷筋をトラバース気味に下って行くと、また沢に出る。


                         コメツツジとコウスユキソウ

ここで少し休憩して左岸に取り付いて林と植林帯をだらだらと下ると、往きの場所の瀬場谷の丸木橋の上の分岐に着く。あとは来たコースを瀬場登山口まで下って行く。少しハードな山行だったが多くの花を見られて女性連も満足だったようだ。また次のどこかの山で再会を約束して別れた。


                       オトメシャジンとコバノギボウシ

《コースタイム》 瀬場登山口 20分→豊後 20分→八間滝 20分→分岐 30分→滝上沢 40分→
          沢上水場 60分→トラバース道 20分→赤石越え 20分→東赤石山三角点 35分→
          八巻山 25分→赤石山荘 30分→沢1 20分→沢2 30分→沢3 45分→分岐 60分→
          瀬場登山口  歩行時間 約8時間 難易度 123C5
          駐車場 登山口路肩に 5〜6 台 登山道 整備されているが急坂多し
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