四国山岳紀行 No251-0200623 実相寺山(じっそうじさん) 250m △無
                              香川県高松市 地図 高松南部(南西)  山岳紀行トップヘ


       三郎池に影を映す実相寺山(中央)                   秀麗な形の実相寺山            

高松市南部にある高松クレ−タ−は平成元年に発見された直径約4kmの地下に埋没しているクレ−タ−である。その南端の外輪山? の一つである実相寺山は高松市南西部に位置し、東側の日妻山、上佐山と共に形の良い山である。特に北側の三郎池公園辺りからから眺めると、日妻山と馬山の間に讃岐富士かと思うような秀麗な頭を覗かせている。

東麓には臨済宗妙心派、実相寺があってこの山名もここからきている。この山の頂上近くにマイクロ波の中継反射板が有るので、管理用の登山道が有ると思い山麓を回ってみたがはっきりした登山口が見当たらない。南側から林道が上っているが今は廃道に等しく、藪が覆い茂って通れるような状態ではないので、南側から町境尾根を直登することにした。


                      南側の池の土手から進んで行ったが

池の土手を山側に向かい小さな橋を渡り、池のふちを捲いて農道を詰めて行き、竹林と雑木林の境から山に分け入る。竹林の中には踏み跡があるが入らぬ方がよい。大抵の場合竹林は成長が早くて新陳代謝が激しく、何年も手入れされていないと道はあっても奥に行くに従い、枯れて倒れた竹が重なり前進不能となるからである。それよりも大きな樹林帯の中を行く方が歩きよい。勾配がきつく落ち葉が積もって滑りやすい所もあるが、潅木に掴まりながら高度を稼いで行く。


           道無き斜面を直登する                     溶岩の露出した岩場

途中露岩の固まりも有ってこの山もマグマの噴火によって出来たようである。勾配が緩くなって来ると頂上が近いが藪も濃くなってくる。藪を巻きながら進んで行くと林の中の平坦な頂上に出た。実相寺山と書いた見落としそうな小さな標識が山頂境界石柱の側に有った。山頂一帯は林立する樹木で薄暗く眺望は全く無い。西に踏み跡が続いているので少し下って行くと、林が切れてフエンスに囲まれたマイクロウェーブの反射板が佇む。


            頂上にある標識                        山頂は欝蒼とした樹林帯

ここからは手入れされた道が西へ下ってるのでこれを下って行く。途中開けた所があって西側の眺望が広がり、眼下の街並みの向こうに讃岐中央部の山々が島のように佇む。登った山が遠くに見えると感慨深い。暫らく下って行くと少し広くなった開けた場所に出る。ここから先は道は左右に分かれて北に下る道は手入れされているが、南に下る道は少し藪が絡み手入れされていないが目印の赤テープがあり、とりあえず登って来た方向の南に向かっている道を下って行く。


          反射板からは道がある                      頂上下の電波反射板

道は山腹を巻きながら段々と東に進んで行くようになるが、しだいに雑草とイバラが覆い茂って人の歩いた形跡が無くなって来る。いまさら引き返すわけにも行かず、萱(カヤ)と茨(イバラ)をかき分けながら下っていると道は広くなり、林道に変わるが林道は何年も利用されていないらしく、林道も背丈ほどの萱と雑草で埋もれていて、林道沿いの畑も荒れて自然の中に帰りつつある。


           西側に開ける眺望                       下りは道が確かりしている

今は手間をかけて作るより買った方が便利な世の中であるが、後継者が無くなり荒れている果樹園や畑のそんな光景を見ると一抹の寂しさを感じる。萱をかき分けながら荒れた林道を下ると民家の庭の横に出た。畑の間の小道を東に進んで行くと池の上の登り口に着いた。この山に登られる場合は北側から上っている手入れされた道を登ってほしいが、登り口は確認していない。


                        登山道からの西側の眺望

《コースタイム》 池の上登り口 20分→尾根 10分→頂上 2分→反射板 10分→分岐 15分→林道
          15分→林道出口 5分→池の上登り口
          駐車場 無し 池の土手上 難易度 123C5
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