四国山岳紀行 No232-011012 玉取山(たまとりやま) 1330m △4(玉取)
                   愛媛県四国中央市/本山町 地図 佐々連尾山(南西)  山岳紀行トップヘ


       主稜線に聳える玉取山(右のピーク)                  稜線にはブナの古木が多い

玉取山へは国道11号線から 国道319号線に入って、法皇トンネルを抜け金砂湖に架かる赤い鉄橋の平野橋を渡って富郷方面に向かう。 3.5キロほどで猿田橋を渡り富郷橋手前から左へ、本山伊予三島線を上猿田方面に進んで白髪トンネルへと向かう。県境の白髪トンネルから西に直線距離にして 約1.5キロの位置に玉取山がある。

白髪トンネルの1キロ余り手前に右に入っている林道があって、入り口に天然記念物「大カツラ」の案内板が有るので見落とさないように。林道に入って間もなく前方が開けてくると三角錐の玉取山が目に飛び込んでくる。林道入り口から700mぐらいで分岐に着く。左へ少し進むと天然記念物の全国第二位、四国一の大桂がある。


                      天然記念物の桂の巨木其の一

推定樹齢 500年と言われる目通り14m 樹高38m の桂の巨木は主幹が二本に分かれ、ひこばえが株立ちになり、栃の木が株元から共生していて、真下から見上げると数本の大木が天に向かって伸びているような光景である。ここから150mほど下った沢筋には、天然記念物のごぜんの森のイタヤカエデと言われる、目通り4m 樹高15m 樹齢 250年の大木もある。(惜しいかなこの後に枯れ死している) その少し下の伐採跡には少し小振りな桂の古木も見られる。


                       天然記念物の桂の巨木其の二

さて桂の巨木を見学して林道を引き返して分岐を西に向かう。500mあまり進むと植林道が山へ入っているのでこれを辿って行く。植林帯の中の道というより踏み跡は左右往来しているが、とりあえず稜線に向かって進んで行く。朽ちた伐採木などがあって歩きにくい所もあるが20分ほどで1274m 峰との鞍部の稜線に出る。稜線にははっきりした道があって、最近の国土調査の際に刈り払いされたようだ。


                      植林の中をを登って稜線に取り付く 


所々にブナの大木があり目を癒してくれる。急坂になって笹が多くなって来ると頂上は近い。笹を掻き分けると三等三角点と山名標識の立つ頂上に着く。山頂は狭くスズタケと雑木林に囲まれていて展望はない。少し西側に下ると南側に開けた所があって、木立の間から南西に兵庫山が大きく見えている。100mほど下ると兵庫山への縦走路が南に下っている。更に稜線路を西に下って行けば、先ほどの林道の延長線に下りられるが、今回は頂上まで引き返して頂上から林道へ直下降することにした。


                         頂上の三角点を確認

もちろん道が無い所を下るので藪漕ぎ覚悟である。真下に林道があって地形が判っているので、このようなことが出来るのであって、決して真似しないで下さい。頂上に戻って東に10m ほどからスズタケの間に分け入る。20m ほどススタケの中を泳ぐように下ると、2〜3m の権木帯に変わる。権木はわりと密生していて前進を妨げられる。


                      頂上の西側直下から南に兵庫山

権木の間を潜り抜けたり巻いたりしながら下って行くが、急坂なので滑りやすく所々に露出した岩場があって、木に掴まりながら下って行く。権木が深くなって雑木林になり下生えが絡んできて、前進不能となったので右寄りに進路を変えて植林帯へ下っていく。植林帯の中は所々に朽ちた間伐木が横たわるが歩きよい。斜めに植林帯を下って行くと偶然にも登り口の林道に下りられた。

《コースタイム》 富郷橋 30分(車)→白髪随道手前林道入口 5分(車)→天然記念物の大桂 5分→
          登り口 20分→稜線 20分→頂上 30分→登り口 歩行時間 約 1 時間 10分 
          登山道 稜線道は確かりしているが藪絡みあり 難易度 12B45→難
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