四国山岳紀行 No209-010513 西山(にしやま) 1429m △3(西山)
                            愛媛県新居浜市 地図 別子銅山(南東)  山岳紀行トップヘ



                     銅山峰の西に聳える綱繰山と西山(右)

西山は名の通り西赤石山系の西端に位置する山で、南側に位置する綱繰山の北面に咲くアケボノツツジの展望所として、知る人ぞ知る山である。銅山峰から続くこの山域の東側はツガザクラの群生があって、訪れる者の目を楽しませている。西山へのアクセスは銅山越えまでは西赤石山登山と同じなので西赤石山のページを参照されたい。 西赤石山へ


         東山から見た綱繰山と西山                     西山から見た銅山峰

銅山越えからは西に広がる広い禿げた銅山峰の尾根を辿って行くと、前方に見えるピークが西山である。5月も半ばになると足元にはツガザクラが可憐な花を着けて迎えてくれる。ツガザクラ保護のためコース以外は立ち入り禁止のロープが張られているので注意して進もう。


                    銅山峰を下って行く奥のピークは西赤石山

ツガザクラは本州の2500m 前後の高山の礫地や岩間に生えている高山性植物で、標高の低い四国のこの付近だけに生育しているのは珍しく、地質、気候の条件がそんな生育環境に適しているためだろうか。それも一面に大群落している。礫地を過ぎて西山の登りにかかる。雑木の中の急坂を登りきると三等三角点と山名標識のある西山の頂上に着く。周囲は雑木に囲まれて見通しが利かない。


                        西山頂上の三等三角点

南に踏み跡を辿って行くと前方がぽっかり開けて、向かいにアケボノツツジのビンクを纏った綱繰山が目に飛び込んできた。北西斜面はアケボノツツジのピンクに染まって賑やかである。その右奥にチチ山、笹ヶ峰の山塊が大きく聳えていて絶景である。ここから道はコルに急降下して、銅山越え南側の牛車道を経て登って来た道と合流して、綱繰山を越えて笹ヶ峰方面へ縦走路は延びているようだ。


       西山から見た東光森山と大座礼山              西山から見た綱繰山のアケボノツツジ

数組がこちらに向かって急坂を息を弾ませながら登って来た。遠目にはいいが近くで見ると綱繰山のアケボノツツジは、もう盛りが過ぎていると言うので、綱繰山へは寄らずにコルから下ることにした。谷を牛車道まで下って行き、暫らく広い道を下って行くと、岩盤の崩壊箇所があって道を塞いでおり、今にも崩れてきそうな側を気をつけて通過し、牛車道を離れて送電線鉄塔保線路を下って行く。



                         西山のツガザクラ

保線路は岩場の急勾配で道は悪いが目出度町跡までは距離が近い。眼下には蘭塔場のある小高い丘を眼下に見ながら下って行く。元禄7年の大火で焼死した犠牲者を祀ったものである。岩場を通過して沢に架かる橋を渡ると正規の登山道に出る。左へ進めば蘭塔場の下を通って寛政道と合流するが、右に進んで目出度町跡、大山祇神社跡に下って行く。


                  ツガザクラとアカモノの花 よく似ているが葉が違う

平坦な場所に大きなモミの木が見えて来ると神社跡に着く。自然に帰った林の空間に朽ちた百度石と狛犬が寂しく取り残されていた。崩れかかった石段を下り、沢にかかった丸木橋を過ぎると道はじぐざぐ急降下して、支谷に架かる橋を渡ると寛政道に向かう川原の橋の所の分岐に着く。後は小さな吊橋を過ぎて高橋を渡るとダイヤモンド水の広場に着く。一息入れて往路を登山口まで30分ほどで日浦登山口に着く。


《コースタイム》 日浦登山口 1時間30分→銅山越え 30分→西山 30分→牛車道 15分→保線路分岐
          25分→神社跡 30分→寛政道分岐 10分→ダイヤモンド水 30分→日浦登山口
          歩行時間 4時間20分  難易度 12B45
          駐車場 登山口に有り  登山道 保線路やや悪い 他は良い
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