四国山岳紀行 No205-010411 妙見山(みょうけんさん) 320m △3(城場)
                                 香川県三豊市 地図 仁尾北西  山岳紀行トップヘ


          登山口から見た妙見山                    NHKおはよう四国で放送

香川県の西部にある荘内半島にある妙見山は、古来より信仰の山として「朝日の妙見さん」と呼ばれて、地元の人々に親しまれており、中腹には巨石を屋根にした妙見宮が奉られている。この山の登山口は仁尾町町営団地そばの公園から歩き始める。公園からは中腹にある妙見宮の巨石がよく見えている。ため池を左右に見て林道を500mほど行くと『もみじ谷入口』の案内板があって、ここから登山道となる。


          モミジ谷にある瓜石                         モミジ谷を登って行く

もみじ谷に入るとあずまやがあり、名のとおりもみじの林の中を整備された遊歩道を登っていく。紅葉の季節にはこのあたりは錦絵に染まる。まもなく大きな瓜石、茄子石と称する巨石の下を通り、谷に架かる赤い橋を渡って急坂を登ると、下から上って来た舗装された林道に出る。林道を100mほど引き返すと、妙見宮の鳥居のある階段の下に着く。


                       鳥居を潜り妙見宮に登って行く

ここまでは車で登って来れるが、下から歩いてもみじ谷を経由して来るほうが、登山の醍醐味を楽しめるだろう。鳥居をくぐって石段を登って行く。途中に『仁尾の妙見 岩の中に人目かくしの道がある』と刻まれた野口雨情の句碑があり、急な石段を登りつめると妙見宮に着く。巨石を屋根にした神殿には妙見菩薩が祀られており、妙見宮の屋根石のある洞窟には、『北辰妙見』すなわち宇宙に司る菩薩が祀られており、人々の運命を差配するという。


          開運の洞窟へ入って行く                     巨石を屋根にした妙見宮

洞窟の入り口は神社の右側にあり、ここをくぐれば開運と書かれている。途中洞窟は狭くなっていて、人一人が這いつくばって、やっと通り抜けれる狭い箇所があってスリルが味わえる。洞窟の出口はかなり広い空間になっており、原始人の生活空間みたいだ。洞窟を出ると眼下に仁尾町の町並みが広がり、静かな海面に蔦島が浮かぶ。七宝連山の向こうに燧灘を隔てて遠く伊予の山並みが続く。素晴らしい風景だ。


                         天葢岩の上からの眺望

ここは妙見宮の屋根の巨石の上である。手摺に掴まりながら急坂を下って、通夜堂の前にでると椿があり、開花時は見事である。ミニ西国観音巡りの標識に導かれて頂上に向かう。竹林を過ぎて水平道を行き鉄橋を渡ると、丸い貯水槽があって谷水を引いている。小さな滝の前を通ってここから道はじぐざぐに高度を上げていく。


                       小千貫の上からは眺望が開ける           

随所に祀られた観音地蔵さんを拝みながら登って行くと、小千貫と称する岩場に着く。巨石の上に立つと先ほどのように、眼下に絶景が広がる。さらに登って行き尾根に出ると道はゆるくなって、観音巡りの道を右に分ける。帰りはこちらの道を下って行こう。


         満開のコバノミツバツツジ                      右へ大師堂への分岐点

ここからは尾根沿いに行くが、この季節、周囲にはミツバツツジがみだれ咲いて目に映えだすと、頂上は近い。最後の急坂を登りつめると頂上だ。周囲は雑木に囲まれて眺望はない。ここから西に尾根を行くと松林の中に『星の石』と称する大きな石が現れる。


           頂上は狭く薮の中                         星ノ石と称する巨石

そこから尾根を少し北に下った所に、この山でいちばん大きな千貫岩の巨石がたたずむ。昔この石の上に大きな松が生えていたが、枯れてしまってその跡に若い松が育っている。ここにあった松を千貫松と称されていた。この山で一番の見所であった。


          この山で最大の千貫岩                      北に横峰山と紫雲出山

ここからは数年前に山火事で禿山になった横峰山の向こうに、紫雲出山が頭をのぞかせ三崎へと続いている。もと来た道を引き返して、下りは大師堂への観音地蔵巡りの道を下って行く。急なじぐざぐを繰り返しながら下ると本堂の上にある大師堂に下りつく。


         大師堂から仁尾町の眺望                      大師堂を後に下って行く

ここからは眼下に大きく眺望が開けて素晴らしい眺望が展開する。大師堂の石段を下ると妙見宮の前に出る。大師堂は厄除け大師として信仰されいる。妙見山は歴史ある信仰と伝説の山である。

《コースタイム》 公園登山口→15分 もみじ谷入口→20分 妙見宮→30分 頂上→10分 千貫松
          →30分 大師堂→30分 登山口  歩行時間 2時間15分 難易度 1A345
          駐車場 公園広場 10台 妙見宮鳥居前 4台 登山道 良い    モミジ谷の紅葉へ
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