四国山岳紀行 No175-990426 雪光山(せっこうざん) 927m △3(国見山)
                                高知県高知市 地図 川口(北西)  山岳紀行トップヘ


                      登山口の手水から見た雪光山

高知県鏡川の源流域にある雪光山 926m は地元では国見山とも呼ばれ、山頂からは南に高知平野を一望して、北側は四国中央部の山並を連呼でき、麓集落の信仰の山として守られている。登山道はよく整備されて今も訪れる人が多い。春ともなれば頂上付近はアケボノツツジが咲いて彩を添える。この山へは国道 439号線の郷ノ峰峠から、県道6号高知伊予三島線を南へ狩山方面に入る。30分ほどで手水の登山口に着く。


        郷ノ峰トンネル手前から県道へ                   県道を南へ下った手水の入口

県道へは郷ノ峰トンネル入り口手前から県道への進入路に入って行く。県道脇の手水の雪光山登山口の案内板の下を下って谷を渡り、舗装された農道を詰めて行くと、民家のある所で道は行き止まりとなっており、その手前が上の登山口となっている。舗装の切れた車道終点は駐車場が狭いので民家の庭を借りるとよい。


         最終の民家の手前が登山口                     人工林の中を登って行く

急な道をじぐざぐ登って行くと谷沿いの植林の中を行くようになり、間もなく小さな滝が現れる。ここから頂上までは1500m という案内板があり、自然林と植林帯の中を交互に登山道は急登して行く。よく手入れされた静かな植林帯の中をつめて行くと、登山口から1時間ほどで 「元気のでる水」 と書かれた植林帯の中の水場に着く。ここが県道から頂上までの中間点にあたる。


         ありがたい元気の出る水場                    爽やかな自然林の中の登り

ここから頂上までは更に急登となるので、英気を養うためにゆっくり休憩して行こう。樋から清水の落ちる水場にはコップが備えられている。元気が出たところで後1時間頑張ろう。ここからは尾根まで急登が続く名の通りの 「しんどい坂」 でじぐざぐの急登が続く。植林帯から清々しい自然林に変わると尾根は近い。道筋にはこの時期、マムシグサ、ヤブレガサ、スミレなどの草花が見られる。


            林床のヤブレガサ                        道端のタチツボスミレ

水場から30分ほどで急坂を登りつめると、柿ノ又からの登山道が合流した尾根道の分岐に出る。案内板があって頂上へは右に平坦な尾根道を20分ほど詰めて行くと上吉原への分岐に着く。ここから右に坂を登りつめて行くと間もなく山頂に着く。山頂近くの岩場の登りにかかると、この時期アケボノツツジが周辺に彩を添える。


          頂上直下の岩場の急登                      彩を添えるアケボノツツジ

頂上に出ると眺望は南に大きく開けて、眼下に高知平野や高知市街が広がってその向こうに太平洋が霞む。空気が澄んでいれば東は室戸岬までもが眺望できる。よく手入れされた山頂には恵比寿様や妙見様、国見権現の石像が祀られ、祭日は10月10日で側には三等三角点がある。東側には工石山が大きく聳えている。


           頂上にある神々の祠                        お疲れ様の標識

頂上の北側は樹林で眺望が利かないが、頂上の東側から林の中を少し下ると岩場があって視界が広がる。眼下には樹海が広がり、その向こうに谷を隔てて陣ケ森の長い峰が横たわる。その背後には四国の脊梁山脈が並ぶ。西から石鎚山、瓶ヶ森を始めとする山脈が連なり、奥工石山から白髪山まで続く広大な眺望が展開する。


         岩場からの北側の眺望                        山頂から高知市方面               

正に国見山と言う名に相応しい眺望である。雪光山と呼ぶのは、麓にある雪光谷の源流がこの山だからと思われる。雪光山は頂上辺りに雪がかかると、高知平野にも本格的な冬の到来の目印になるという山である。

《コースタイム》 大豊インター 30分(車)→郷ノ峰峠 45分(車)→手水 10分(車)→上の登山口 50分→
          元気のでる水 30分→尾根分岐 20分→上吉原分岐 10分→頂上 15分→尾根分岐
          10分→元気のでる水 15分→上登山口 歩行時間 約 2 時間30分 
          駐車場 無し 登山道 整備されている 難易度 12B45
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