四国山岳紀行 No174-990417 高仙山(こうせんやま) 627m △4(高仙山)
                               香川県三木町 地図 鹿庭(南西)  山岳紀行トップヘ


                      どっしりとした山容で聳える高仙山

高仙山627m は香川県三木町の最高峰で奥にそれと判る山が聳える。頂上の高仙神社は雨乞いと安産の神として、近郊の信仰を集めていた。頂上一帯は広々とした高原状の独立峰であり、最近は頂上周辺は整備されて車で容易に登れるようになった。登山口は幾つかあるが今回は国道 193号線の県境の峠を、香川県側に2キロほど下った所から、津柳方面への高仙山へ向かう進入路がある。


                      国道沿いにある進入路(右)と標識

2キロほど進むと下所からとの分岐に出るが、道標に従って右へ二本杉のある熊野神社方面へ車を進める。暫らく行くと前方に頂上まで車道が延びている高仙山が見えて来る。真直ぐ進むと二本杉の巨木が立つ熊野神社に着く。この二本杉は樹齢 800年大きな方は高さ45m 周囲 9m 小さい方は高さ45m 周囲 6m で香川県の天然記念物に指定され「津柳の2本杉」と呼ばれて親しまれている。


           熊野神社の二本杉                         公園化された山頂

高仙山へは少し戻って手前の分岐に入り、高度を上げて行くと整備された頂上の駐車場に着く。山頂公園には、研修宿泊施設の完備した管理舎とキャンプ場やバンガロー、緑地広場、展望台があり、緑地広場にはローラーステーション、スカイスタジオ、ロープウェイターミナルなどの遊具があり、整備された広場となっている。


         森の奥に佇む高仙神社                         天然林の参道を行く

車を置いて東側の高仙神社に向かう。鬱蒼とした森の奥に高仙神社が佇む。その隣の窪地には高仙寺があった。昔は相当大きな寺で僧兵も多く居たと言われている。その僧兵が十河氏に服したこともあって、土佐の長曽我部元親が十河氏を征伐する時、高仙寺を焼き討ちして全滅させ、その後再興することなく過ぎた。


                         社叢は貴重な天然林

社叢の樹木は神木として残され、アカガシ、コナラ、ケヤキ、ハリギリ、ホウノキなどの広葉樹とスギ、ヒノキ、カヤなどの針葉樹の大木が見られる。その中で多く見られるアカガシは、かっての讃岐山脈一帯の重要な樹木であったが、今日このようにまとまって見られることが少なくなっており、貴重な社叢であると言える。


                        高仙山にはスミレ類が多い

参道脇から展望所に至る道筋には、この時期、スミレの花が多く見られて尾根の端からの眺望は素晴らしく、眼下に高松市から瀬戸内海方面の眺望が広がる。広場に戻ってこの山の最高点を目指す。三角点は整備された公園広場の西端から薮を掻き分け、踏跡を 300m ほど行った場所にある。


           稜線を頂上に向かう                         頂上の四等三角点

頂上には四等三角点が有ってここからの眺めも良く、北から西にかけて讃岐平野部の山々から阿讃山脈までの山並が眺望できる。広場まで戻ると南に矢筈山から女体山にかけての山塊が眼前に展開し、奥に阿讃山脈が続く。高仙山は雨乞いの山から観光の山へと大きく変貌した。



                     東に矢筈山と南に阿讃山脈が望める

《コースタイム》 塩江温泉 15分(車)→国道津柳方面進入路 15分(車)→二本杉 20分(車)→
          高仙山山頂公園 5分→高仙神社 5分→展望所 10分→山頂公園10分→
          山頂三角点 10分→山頂公園
          歩行時間 40分 登山道 荒れている 難易度1A345
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