四国山岳紀行 No172-990416 勝賀山(かつがやま) 364m △3(勝ヶ山)
                              香川県高松市  地図 五色台(南東)  山岳紀行トップヘ


            登山口から見た勝賀山                      五色台の東にある勝賀山

勝賀山361mは高松市の西方、五色台の東側に少し低く端正な山容で聳えている。この山の登山口は幾つかあるが、今回は南側の登山口から登ることにした。鬼無駅前から少し北に寄ったバス停のある佐料交差点から西に向かい勝賀山を取り巻く高台の農道に出て、登山口の道標のある入口に着くと目の上には勝賀山が迫っている。


         農免道から作業道へ入る                      作業道終点から登って行く

ここからは東には街並みの向こうに、石清尾山や浄願寺山のある峰山が細長く横たわる。その左奥には台形の屋島が顔を覗かしている。登山口の道標に従い農免道から分かれて作業道へ入って行く。500mほど作業道をつめると車はここまでで、ここからは登山道となる。「勝賀城跡登山道」の道標に従い急な畑の側の小道を登って行く。


                     道端に咲く草花を眺めながらの登り

間もなく登山道は左に折れて雑木林の中の歩きやすい道となる。道端にはこの時期、スミレなどが多く咲いていて目を楽しませてくれる。段々高度が上がって南側に阿讃山脈が樹林の切れ間から見えて来る。30分程で稜線の南側に出ると、右に折れて暫らく松林の中の平坦な道を進んで行く。


                        岩場からは眺望が開ける

やがて台地の肩の急坂をじぐざぐに高度を稼いで行くと、広い山頂の南側を巻く平坦な道に変わる。途中小さな岩場が有ってここからの眺望が素晴らしい。眼下の街並みの中に峰山の山塊が島のように佇む。間もなく山頂周辺の土手のような土塁が切れた所から、山頂の山城跡の平坦地に入る。


                            土嚢に囲まれた広い山頂

中ほどには古い龍王社の祠と説明版があり、少し離れて三等三角点があり、広葉樹や松林の茂る山城跡の広場となっている。この山城跡は中世の讃岐の国の豪族香西氏は河野、香川郷など中讃を本拠として承久の乱(1221)から戦国時代末期まで18代380 余年にわたり栄え、その間、山麓の佐料に居館を構え天嶮の地、勝賀山頂に勝賀城を築き要害城としていたといわれる。


                      要塞城跡の山頂と龍王社の祠

勝賀山山頂一帯は中世の山城の研究に貴重な史跡となっている。この城跡は土塁を主体とする、喰い違い虎口、郭、堀切りなどの様子をよく残し、豪族香西氏の城郭遺構の中でも代表的なものである。(高松市教育委員会) 本丸は東西40m 南北60m 二の丸、三の丸から成り、大小の転石が並び窪地などもあって、山城らしい雰囲気の漂う場所である。


                       登山道脇に咲くタンポポとスミレ

栄枯衰勢の中世のつわども達の夢と歴史を偲びながら、次の目的地の石清尾山に向かう。♪朝日をうけて緑濃く 勝賀の山も 呼ぶところ 希望の瞳 かがやいて・・♪ (香西小学校校歌)

《コースタイム》 鬼無駅 10分(車)→登山口 30分→稜線 10分→頂上勝賀城跡 30分→登山口
          歩行時間 約 1 時間10分  難易度 1A345 
          駐車場 登山道入り口に2台ほど 登山道 整備されている
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