四国山岳紀行 No168-981219 青峰(あおみね) 449m △4(根香)
                               香川県高松市  地図 五色台(南東)  山岳紀行トップヘ


                       五色台の中央に聳える大平山

香川県坂出市、高松市に跨る五色台は、赤、白、黄、青、黒の五峰からなる山塊で、東の屋島と相対して瀬戸内海に張り出す広大な緑の溶岩台地が連なる。国民休暇村や四国霊場の白峰寺と根香寺があり、車道が整備されてこれらの山へは、登山の対象というより車でドライブに訪れる人が殆んどである。主なピークには無線中継塔が建ち、山の景観を損ねているが、昔からの遍路道に入ると多くの自然に触れながら歩くことができる。


                       四国電力中継所前から山頂へ

四国百山の一つ最高点の大平山479mは車道がすぐ横を通り、頂上は判り難いが四国電力の無線中継塔の横にある。車道から無線中継塔への進入路をつめると、左側に大平山三角点への登山口がある。林の中へ分け入って行くと程なく薮に囲まれた大平山の山頂に着く。山頂には二等三角点があり、周辺は林と薮で見通しが利かない。


                       大平山三角点は林の中にある

車道まで引き返し次の目的の青峰を目指す。青峰449mは五色台の東の端に位置し、頂上は放送施設が占領している。それだけに高松方面の視界が大きく開け、香西から高松市街が眼下に広がる。そして屋島の左奥に小豆島が瀬戸内海に浮かぶ。この山の最高点は小高い林の中にあり、石積みの上に古びた祠が祀られている。三角点はすぐ下の施設のフェンスに囲まれた敷地内にある。


                       青峰頂上は中継施設が占拠

少し下った青峰の中腹には、紅葉の名所である四国霊場根香寺があり、本堂の千手観音は国の重要文化財に指定されている。昔、青峰に住み里に害を及ぼしていた牛鬼を弓の名人、山田蔵人高清が21日間の祈願の末に見事射止め、その角をこの寺に奉納したという「牛鬼伝説」から、境内には奇怪な牛鬼銅像が立っている。


                       青峰頂上の林の中に祠がある

また西側にはオレンジパークの展望台があり、ここからの眺望が素晴らしい。また西側の白峰の中腹には四国霊場白峰寺があり、境内の側には保元の乱で都落ちしてこの地に流された崇徳上皇の御陵があり、1164年府中で崩御された崇徳上皇はここで荼毘に付された。悲話を伝える「雨月物語」の舞台にもなったところ。また寺の阿弥陀堂は香川県指定の有形文化財となっている。


         オレンジパークからの南望                     四国霊場根香寺仁王門

白峰中腹からは眼下に城山が大きく聳えている。歴史と近代化が交叉する五色台は、四国の道として整備されており、瀬戸内海と瀬戸大橋を一望できるロケーションは素晴らしく、特に五色台スカイラインは、パノラマラインとして爽快なドライブを楽しむことができ、恵まれた自然環境を生かして少年自然の家、休暇村などの野外活動施設がある。東西に長く連なる山々はハイキングコースとしても有名である。機会があれば白峰、紅峰、黄峰、黒峰にも登ってみたいものだ  
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《コースタイム》 頂上直下まで車を使ったので短時間で登頂 大平山 車止めから5分
          青峰 車止めから15分 難易度 @2345
          駐車場 大平山・青峰 登山口の路肩に駐車
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