四国山岳紀行 No165-981217 鷲ノ山(わしのやま) 322m △4(鷲山)
                    香川県坂出市/高松市/綾川町 地図 白峰山(南東)   山岳紀行トップヘ


           城山から見た鷲ノ山                        府中湖からの鷲ノ山

鷲ノ山322m は香川県のほぼ中央にあり、東側から見ると鷲が羽を広げた形をしていて、西側の府中湖に影を映している。登山口は数箇所あるが今回は登山道の整備された、東側の鷲峰寺(じゅうぶうじ)から登ることにした。バス停のある国分寺団地から南に500m ほど行くと、鷲峰寺の標識のある交差点を右へ入って、寺の山門をくぐって突き当たりの石段を上り詰めると、両側に香川県の保存木に指定されたモミの大木のある本堂に着く。


                        鷲峰寺本堂左手が登山口

本堂の左手が登山口となっており、ミニ八十八ヶ所のお地蔵さんが迎えてくれる。静かな林の中の遍路道はコルまで続く。お地蔵さんに導かれながら遍路道を登り詰めて行くと、250m 峰と285m 峰のコルに出る。北側には円錐形の250m 峰がそびえる。コルからコースを左にとり、三角点のある頂上までピークを三つほど越える尾根歩きとなる。


        コルから左へ稜線に取り付く                 コルから三角錐の250m峰

尾根の切り開けからは眼下の府中湖が美しい。その北側には城山(きやま)462m が大きな山塊を横たえている。赤松の木が多くなってくると285m 峰のきつい登りにかかる。ビークに出ると西側の眺望が一気に開けて、眼下に青く水をたたえた府中湖、その向こうに城山、飯野山が美しく映える。南側はこれから越えて行く前衛のピークまでは、眺望の開けた尾根が続く。



                      稜線からは眼下に府中湖が映える

道脇には残り咲きのノジギクやヤマラッキョウの花が美しい。しばらく行くと尾根は岩の露出した場所を登り詰める。一息入れたい場所だ。眼下には坂出市街が望め、その向こうに白い瀬戸大橋が霞む。笹原の稜線を詰めて行くと三つ目のピーク着く。このビークは祠が祀られているので、ここを鷲ノ山の頂上と間違えやすい。祠は明治37年の年号が刻まれている。祠の裏からの眺望も良い。


        ちょっとした岩場尾根もある                       乱れ咲くノジギク

眼下には湖面に府中大橋がかかり、府中湖から流れ出た綾川が蛇行して坂出市街へと続き、その向こうに瀬戸大橋が霞む。南側にはここから峰続きのビークが、三角点のある鷲ノ山の頂上となっているのでもう少し頑張ろう。ここから頂上ピークへの取付きは藪が絡み、少し判りにくい時期があるが迷わず南へルートをとろう。間違って東へ下って行くと石舟方面に下ってしまう。


         手前のピークには祠がある                     手前のピークから見た頂上

祠から少し南に下って稜線の踏跡を詰めて行くと、5分ほどで4等三角点のある頂上に着く。周辺は樹木のため眺望がないが、わずかに開けた東側の大岩の向こうに高松方面が見えている程度である。祠のあるビークに戻ってふたたび眺望を満悦するとよい。


           頂上に四等三角点                        府中大橋が見えている

鷲ノ山の名前の由来は天平勝宝6年(西暦754年) 鑑真和上が、この地の山容がインドの霊鷲山(お釈迦様が説法した山、鷲ノ山)に似ていることから、釈迦如来を刻んで堂を建てて鷲峰寺と名付けたといわれている。帰りはコルまで下って時間があれば、見晴らしの良い250m峰を往復してもよいだろう。

《コースタイム》 鷲峰寺→15分 コル→ 30分 285m ピーク→15分 祠のあるビーク→5分 頂上
          →40分 コル→10分 鷲峰寺  歩行時間 2時間 難易度 12B45
          駐車場 お寺の境内 2-3台 登山道 急坂あり
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