四国山岳紀行 No155-980911 笠取山(かさとりやま) 1562m △3(笠取山)
                       愛媛県内子町/久万高原町 地図 笠取山(北西)  山岳紀行トップヘ


                        準平原が広がる大川峰

笠取山1562m と大川峰1525m は四国カルスト台地の北方に聳え、美川峰と共に大きな山塊を横たえている。四国のスキー場の発祥の地として知られている美川スキー場の西側に位置し、初夏には山頂付近はミツバツツジのピンクの花で彩られ、また南側にはブナ原生林の美しい伊豆ケ谷があり、春の新緑、秋の紅葉と見事な錦絵を醸し出す。放牧場では牛がのんびり草をついばみ牧歌的な風景が展開する。


                       車道交差点から登って行く

この山へは頂上近くまで車で行けるが、今回は稜線近くの車道の分岐から、大川峰経由で笠取山へ登ることにした。登山道は伊豆ヶ谷に下る車道交差点から、牧場の有刺鉄線の張られた柵沿いに沿って、笹原の中を先ず大川峰へと向かう。高度が上がり前方に笠取山が見えて来ると、三角点のある大川峰の平坦な頂上に着く。


                      大川峰頂上は笹原の高原が続く

標識の側には二等三角点があり、周囲は遮るものが無いので360 度の眺望が展開する。大川峰の頂上から少し先の西のピークは石灰岩が露出しており、ここからの眺望も良い。眼前にはこれから向かう笠取山が大きく聳える。振り返ると大川峰の頂上が遠ざかる。


                        岩場ノピークからの眺望

コルに出ると一面にススキの穂がなびいて美しい光景を醸し出している。そんな中を笠取山に向かって歩を進めて行く。所々ススキが茂り歩きづらい所があるが、稜線の踏跡を外さずに進んで行く。大川峰から40分ほどでいよいよ笠取山の登りにかかる。笹とススキの間を登りつめると笠取山の頂上に着く。


                       ススキの中を笠取山へ向かう

頂上には三等三角点があり、周囲はススキがなびいて眺望は360 度開ける。暫らく頂上からの雄大な眺望を楽しもう。東には先ほど越えてきた大川峰、その向こうに美川峰が聳える。南側には峰続きのウバホド山、その奥に四国カルストの尾根、石灰採掘の鳥形山、そして中津明神山が霞む。


                        笠取山頂上から西の眺望

この時節、山頂周辺や登山道脇の至る所でピンクのシコクフウロウ、白い綿菓子のようなヤマハハコ、コバルトブルーのリンドウの花、白いヤマジノギク、黄色いアキノキリンソウなどが乱れ咲き風に揺れる。この山域一帯は国の草地造成事業として、切り開かれたパイロット事業であるが、放牧するには柔らかい草が育たなければならないため、このような標高の高い牧草地の管理は大変だろうと想いながら、広大な大川峰を下って行った。


                       道脇に咲くイヨフウロとヤマハハコ

《コースタイム》 車道交差点登山口 15分→大川嶺頂上 10分→岩のピーク 15分→
          牧舎の上笠取山登り口 15分→笠取山頂上 10分→牧舎の上笠取山登り口
          35分→車道交差登山口  歩行時間 約1時間40分 難易度 @2345
          駐車場 車道交差点登山口 2台 牧場の上笠取山登山口 10台程
          登山道 時期により所々萱からむ。       初夏のツツジの季節へ
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