四国山岳紀行 No149-980705 赤星山(あかぼしやま) 1453m △2(赤星山)
                             愛媛県四国中央市 地図 弟地(北東)  山岳紀行トツプヘ


                         二ッ岳からの赤星山

赤星山1453m は愛媛県四国中央市にあり、夏さそり座のアンタレスの赤い星がこの山の真上に輝くことから、この山の名前が付いたといわれている。赤星は古来から豊年星といわれて農耕の神として崇められて来た。徳島、愛媛県境から海岸線沿いに派生する、中央構造線の法皇山脈の西端にひときわ高く美しい形をして聳えている。


                       中尾最終の民家の裏が登山口

この山の登山口は南北にあるが、今回は親友のT君と南側から登ることにした。県道6号線から中尾への道を詰めて、中尾集落の終点の民家の側が登山口となっている。四電の登山口の道標の側には沢から樋を引いた清水が流れている。登山道は民家の上の石垣の側を登って行く。


         さわやかな自然林の中を登る                       ヤマアジサイ

送電鉄塔の側に出て暫らく植林帯の中を登って行くが、自然林に変わって来ると道は急になる。林道からの道を分けて暫らく清々しい自然林の中を急登して行く。小さなコルに出て道は平坦になり、岩を配したコルにはこの時節の草花が疲れを癒してくれる。コルを過ぎて尾根の登りにかかると、ヤマアジサイの青い花が目に付くようになる。


           台風の痕跡が残る                        シャクナゲの尾根を登る

やがて再び植林帯に入るが平成4年の台風10号で、この辺りのヒノキは殆んどなぎ倒されて無残な光景を曝している。また土砂崩れで登山道も崩壊して、その跡に自然に踏まれて付けられた踏跡は滑りやすく歩きにくい。そこを過ぎると間もなくシャクナゲの茂る尾根道となる。


            赤星神社の祠                             ヤマツツジ

左からの分岐を過ぎて急坂を登り切ると、赤星神社の祠がひっそりと林の間に祀られている。ここまで来ると頂上は近い。周囲にはヤマツツジの赤い花が咲いている。小権木の間を抜けると頂上にとびだす。頂上は広く北端に二等三角点と標識があり、眼下に土居町や新居浜市街が見渡せ、燧灘が広がる。


                            山頂に立つ

西側には二ッ岳の向こうに赤石山系が連なる。暫らく山頂からの雄大な眺望を楽しんだ。この時期、山頂一帯はノリウツギの白い花が賑やかに咲いて涼風に揺れていた。この山の北側からの登山は時間がかかるが、渓谷沿いの変化に富んだコースである。


                        ノリウツギの咲く山頂から

一緒に登った親友のT君は平成13年 6月17日心不全で他界してもう居ない。彼との山行はこの山で最後となった。40年前彼と最初に登った山が最後の山になろうとは、故郷から見上げる赤星山は40年前と変わらず今も崇高に聳えている。

《コースタイム》 中尾登山口 15分→鉄塔 20分→分岐 1 時間→シャクナゲ尾根 20分→赤星神社
          5分→頂上 1 時間30分→中尾登山口 歩行時間 3 時間30分 難易度 12B45
          駐車場 登山口 登山道 整備されている
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