四国山岳紀行 No134-980125 大谷山(おおたにやま) 507m △無
               香川県観音寺市/愛媛県四国中央市 地図 讃岐豊浜(南西)  山岳紀行トップヘ


                  県境に聳える大谷山(左)と金見山(右中央のピーク)

国の重要文化財の真鍋家のある、香川県境に県境に近い四国中央市の切山地区を基点に、私達は金見山と大谷山を目指す。今回は後日行われる県民ハイキング大会のコースの下見を兼ねての登山である。県道を登山口のミニ公園まで歩き、竜王神社への石碑のある所から舗装の切れた山道に入って行く。


         舗装が切れて山道に入る                     切り開けから南に法皇山脈

昨夜降った新雪が薄っすらと地面にこびり付いている。道は金見山の東側をトラバース気味に桧林の中を稜線に向かって伸びている。視界が開けると眼下に切山の集落が山肌に点在して、その向こうに法皇山脈が長く稜線を連ねる。ここで道は左右に分岐するが松の根元に金見山1000m、高丸2570mの小さな道標があり、右に向かって進んで行く。


                        植林帯から稜線道に出る

再び植林帯の中をトラバース気味に行くと登山口から30分ほどで稜線道に出る。右に進めば高丸へ1700m、金見山へは左へ350m のプレートが木の幹に掲げられている。間もなく幅の広い防火帯の急坂をを登って行くようになる。振り返ると高丸589mの奥に雲辺寺山927mが大きく聳えている。息を切らしながら防火帯を登りつめると金見山の頂上に着く。


                        防火帯を登れば山頂に着く

狭い頂上には二等三角点があり、木立の間から北西側の眺望が開け、これから向かう大谷山の向こうに燧灘が広がる。頂上から西へ防火帯を下って木峰のピークに向かう。木峰のピークからは眼下に飼谷池が光り、その向こうに四国中央市街が広がる。木峰から急坂の防火帯を滑らないように下ると切山越えのコルに着く。


           山頂の二等三角点                          大谷山へ向かう

ここは愛媛県側の切山から香川県側の田野々に通ずる昔の山越え道である。アップダウンを繰り返しながら更に天狗森のピークに向かって稜線をつめて行く。天狗森のピークは少し広くなっており、眼前に目指す大谷山が望める。ビークには山界標識があり、振り返ると先ほど通過して来た金見山と木峰が一段と高く聳えている。


           大谷山が眼前に迫る                       ひと際目に付く木の実

そこから延びる今歩いて来た防火帯が新雪を纏い、一筋の白い帯となって延びているのが印象的だ。南には法皇山脈の奥に高知県境の脊梁の山並が頭を覗かせている。西には製紙工場の煙突が並ぶ四国中央市街と、その海岸線の眺望を眼下に見ながら下って行くと、平成 9年に開通した県道の県境の唐谷峠に下り立つ。

          眼下に四国中央市街                          県境の唐谷峠

大谷山へはここから更に尾根に取り付いて稜線道を登って行く。振り返ると今越えてきた山並が眼前に佇む。防火帯沿いに小さなピークを三つ越えると大谷山に着く。昭和63年の大規模山火事で愛媛県側の林は消失しているので、大変見晴らしが良くなっており、南から西にかけての眼下の開けた眺望の快適な登りである。


           大谷山への登り                           大谷山山頂にて

最後の坂を登りつめると大谷山の頂上である。眼前に香川県側の広大な眺望が目に飛び込んでくる。眼下に県境から荘内半島に延びる海岸線、その脇に七宝山塊、三豊平野の中を高松自動車道が東に延び、火上山と雨霧山のコルの間に瀬戸大橋が白く光る。我拝師山から大麻山の山塊、私達は瀬戸内の仄かな塩の香りのする、大谷山からの眺望を心行くまで楽しんで、近くて遠い県境の山、金見山と大谷山を下って行った。


           大谷山を下って行く                         山頂より香川県側       

《コースタイム》 切山登山口 30分→稜線分岐 15分→金見山 10分→木峰 15分→天狗森 20分→
          唐谷峠 30分→大谷山 20分→唐谷峠 20分→切山登山口 歩行時間 約 2 時間40分
          登山道 良い 急坂あり 難易度 1A345 駐車場 登山口路肩
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