四国山岳紀行 No127-971012 二ノ森(にのもり) 1929m △1(面河山)
                       愛媛県西条市/久万高原町 地図 石鎚山(南東)  山岳紀行トップヘ


                     面河分岐から見た奥に聳える二の森

二ノ森(1929m) は石鎚山系の中で二番目に高く石鎚山の西に聳える峰である。この山は石鎚山と堂ヶ森の中間にあり、アクセスは主に西側の保井野または梅ケ市から堂ヶ森を経由するコース、東側からは土小屋または成就から石鎚山を経由して三の鎖下からのコースがある。どちらからもアプローチが長く健脚向きと言えよう。今回、私達は土小屋から石鎚山を経由してこの山に向かうことにした。


          土小屋からのルートを行く                    松葉栗を啄ばむホシガラス

土小屋から石鎚山の二ノ森への分岐のある三の鎖下までは、石鎚山への土小屋コースであるので道は整備されて歩きよい。所々に紅葉したモミジが美しい。ホシガラスが五葉松の実を啄ばんでいるのに出会う。前方に石鎚山が見えて来るが頂上付近はガスがかかっている。東稜コースへの分岐を過ぎて少し進んだ所に見事なモミジの紅葉があり、つい見惚れてしまう。


                       今は紅葉の真っ盛りの中を行く

成就からとのコースと合流して鳥居を潜ると、二の鎖小屋に着く。ベンチで少し休憩して巻き道を三の鎖下へと向かう。三の鎖下の分岐を右に入って二ノ森へのコースを進んで行く。石鎚山山頂への主稜線を離れると、殆んど人に会わなくなってぐっと道も悪くなる。面河コースからの分岐を過ぎると目指す二ノ森が奥に聳え、右側前方に西冠岳の岩峰が迫って来る。


                       三の鎖下の分岐から二ノ森へ

振り返ると岩峰の上にへばりつくように建っている石鎚山頂小屋、周りには多くのハイカーが蟻のように小さくうごめいて見えている。そんな賑わいとは裏腹に二ノ森へのコースは静かである。足元にはヤマハハコの群落があり、燃えるように紅葉したドウダンツツジが笹原の中に映える。西冠岳と二ノ森の前衛峰のコルを越えて北側からガスが吹き上げている。


                            西冠岳直下から石鎚山頂を望む

やがて西冠岳の岩峰を間近に見ながら1866m 峰の北側をトラバースしていくようになる。段々と笹が深くなって林立するシラベの白骨林の間を、笹を掻き分けながら進むようになる。段差があって足元が見えにくい悪路が稜線まで続く。稜線に出ると道は確かりしており、目指す二ノ森は眼前に近ずいてくる。笹原を登りつめるとぽっかり二ノ森の頂上に飛び出す。


           二ノ森直下の稜線                          西冠岳の岩峰

一等三角点のある頂上からは視界が開け、北東側の西冠岳の屹立する岩峰、そこから東に続く石鎚の山塊が素晴らしい。更に目を東に転ずると瓶ヶ森から伊予富士などの脊梁の山々が霞み、手前に岩黒山から筒上山にいたる山塊、そして南に椿山など高知県の山並が続いて、手前に五代ケ森の錐峰がひときわ目につく。西側は権木に遮ぎられているが東予地方の街並みが眼下に見えている。その向こうに燧灘が鈍く光る。


           頂上で万歳三唱                         東に岩黒山と筒上山

この時期 2000m近い山頂は寒いので記念写真を撮って早々に下山することにした。稜線を引き返して途中からトラバース道に下って行くが、真直ぐ進んで行くと1866m 峰を越えて行かなければならないので遠回りになる。最初に稜線に出てきた地点から下って行くが間違いやすいので注意しょう。ここから西冠岳のコルまでは笹が深く道が悪いが、コルからは石鎚山の岩峰を眼前に仰ぎながら、開けた山腹をトレースして行くので問題はない。


           ドウダンツツジの紅葉                       石鎚の岩峰が聳える

眼前に近ずいて来るダイナミックな石鎚の岩峰が、二ノ森からの長いトレースを元気付けてくれる。三の鎖下まで戻るとやれやれといった感じである。あとは土小屋まで整備された往路を下って行く。振り返ると錦絵に染まった石鎚山が印象的だった。


        二の鎖下から石鎚北壁が迫る                   縦走路から二ノ森と鞍瀬の頭

《コースタイム》 土小屋駐車場 1 時間15分→二の鎖小屋 15分→三の鎖下分岐 50分→
          西冠岳コル 1 時間→稜線 20分→二ノ森 15分→稜線分岐 45分→西冠岳コル
          40分→三の鎖下分岐 10分→二の鎖小屋 1 時間10分→土小屋駐車場
          歩行時間 約 6 時間40分 難易度 123C5
    登山道 土小屋から石鎚山頂までは整備されている 二ノ森への縦走路は途中悪い箇所がある   ページの最初に戻る