四国山岳紀行 No119-970816 御在所山(ございしょやま) 915m △1(御在所山)
                           愛媛県鬼北町/西予市 地図 土居(南西)  ページの最初に戻る

御在所とは、神さまや仏さま、高貴な方の居ます所とのことで、御在所と名の付いた山には、これらの信仰や貴人伝説に因むものが多い。愛媛県鬼北町、西予市城川町境に位置する御在所山(915m)もその一つで、その昔、源平合戦の落人がこの山に落ち延びて来て、城川、上鍵山、三島(広見)の三方へ、それぞれ馬、鹿、牛に乗って分かれて行ったとの伝説がある。

また、この山には竜天寺という寺があったらしく、瓦が出土することがあるらしい。この寺は、後に城川町魚成の龍澤寺になったという。マンガン、石灰岩などの鉱物が豊かで、以前は鉱山が設けられていた。途中には神社跡とみられる入らずの森がある。この山の登山口は数箇所あるが、今回は日吉側の高皿峠から登ることにした。


          登山口に記された目印                      林道脇から人工林の中へ

国道 197号線から城川町を過ぎて旧日吉村に入るとすぐに上本村地区がある。ここから国道から離れて西へ進んで行くと、上鍵山地区へ入る。途中谷間の集落に向かう分岐が幾つかあるが、主道を真直ぐに山手へと進んで行くと「相林」という集落がある。そこから右にコースをとり、相林の集落を抜けて林道を700mほど進むと、右側の植林の入り口に登山口の目印がある。


           人工林の中の登り                        自然林の中は下草が茂る

国土地理院の地図にもはっきりと登山道が示されているので参考にするとよいだろう。登山口付近は道幅も広く駐車可能である。登山道といっても踏跡ていどで薄暗い植林帯の中を登って行く。間もなく道は左にカーブして、トラバースぎみに植林帯の中を500mほど進んで行くと切り開けになる。前方はクズが一面に覆い被さって道は埋もれてしまっている。


          切り開けからの南望                         ブッシュを潜って進む

前進不可能かと思いながらも、倒木の下を潜ったりして僅かの空間を掻き分けなが進む。50m ほどで薮が切れて周囲はコナラの林となり、新鮮な緑が清々しく感じられる。僅かながら南側の眺望が開けて広見町辺りの山並が見える。間もなくコナラなど広葉樹林の茂る、旧広見町と旧日吉村との境界尾根に出る。


          境界尾根の爽やかな林                       境界尾根からの南望

足元には雑草に混じってウバユリの白い花、橙色のヒオウギ、桃紅色のヤマナデシコなど珍しい花が咲いている。尾根道は間もなく植林帯の中に入って行く。欝蒼とした植林帯の中をじぐざぐを繰り返しながら高度を上げて行くと、平になった植林の空間に出て始めて頂上と判る。


                         ヒオウギとヤマナデシコ

空間の中ほどに国土地理院の標識と一等三角点があるのみ。頂上は植林に囲まれて眺望は全くないので、私達は記念撮影を済ませ早々に下山して次の目的地へ向かった。

カソールするとバンザイします
            山頂にて記念撮影                 一等三角点のある御在所山頂上

《コースタイム》 高皿登山口 20分→稜線 30分→頂上 40分→高皿登山口 登山道 踏跡程度
          歩行時間 約 1 時間30分 難易度1A345  駐車場 登山口に可
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