四国山岳紀行 No084-950616 明神山(みょうじんやま) 442m △1(阿明神山)
                                徳島県美海町 地図 阿部(北西)  山岳紀行トップヘ

                          椿泊から見た明神山 

四国の東の果て蒲生田岬、その半島の中で一番高い明神山(442m)は、阿南市方面から見ると半島に鎮座するかのように、東西に長い峰を横たえている。明神山へは阿南市の南東、国道55号線の大西交差点から県道22号線に入り、伊座利峠を目指して南下する。峠からは山頂直下まで車道が通じている。


                         伊座利峠からの明神山

四国の東の果て蒲生田岬、ここまで来るとさすが地の果てに来た感じがする。台地が太平洋になだれ込み、小高い丘の上には、大正13年に建てられた白い灯台がポツリと建っている。伊座利峠から細い車道が明神山の南山腹を巻くように頂上直下まで延びている。峠からの明神山は丸い優しい山容で見えている。


          伊座利峠にある道標                          車道終点登山口

林道を登りつめると峰神社の鳥居のある広場に着く。ここが登山口で鳥居を潜って石段を100mほど上っていく。石段を登りつめた所に無線中継塔があり、すぐ上の平になった見晴らしの良い所に一等三角点がある。


                          頂上の一等三角点

平成元年に麓の伊座利坂から、この山頂に移された鳥居を潜り、東へ50m ほど行くと最高点の見晴らしの良い石垣の防風壁に囲まれた中に、伊弉諾尊(いさなぎのみこと)の孫に当たる木之花開耶姫(このはなさくやひめ)の祠が祀られている。海の神様として地元の人に崇拝されている。


                          風防垣に囲まれた祠

ここからの眺望は素晴らしく東は蒲生田岬まで延びた半島に連なる山並、北には林立する無線中継塔の向こうには、徳島県東部の山並、手前に深く入り込んだ橘湾の中に、小島が点々と浮かび開放的な眺望である。南側にはこの山の高さと同じぐらいに見える、太平洋の水平線がどこまでも続いている。


                          山頂の憩いの家

頂上の鳥居の北側には明神山憩いの家が新築されており、この屋上からの眺望も抜群である。暫らく眼下に広がる雄大な眺望を楽しもう。この山は明神山と呼ばれるようになったのは遠い昔ではないらしく、江戸時代の初めの頃には、山麓の集落の名前を取って阿部山(あぶやま)とも呼ばれていたらしい。


                          山頂から北側の眺望

後に明神山と呼ばれるようになったのは、この山の頂上に祠があって神が祭られているからだろう。その祠の側には方向標識があり、東に和歌山方面、西に剣山方面、南西に室戸岬、北に淡路島方面が見えるようだが、遠くは霞んでいてこの日は見られなかった。この山だけでは物足りないので蒲生田岬に立ち寄ると良いだろう。


                        蒲生田岬と西側の海岸線

峠から働々交差点まで戻り、右へ入江の横尾方面に進んで行く。横尾から右に折れて後はひたすら細い道を岬の先端まで走って行く。道幅が狭いので車の運転には充分注意をしょう。働々交差点から30分あまりで蒲生田に着く。蒲生田から岬までは 5分ほどで岬の駐車場に辿り着く。眼前には小高い丘の上に立つ白い灯台が、急な石段は息が切れるが、灯台の高台に立てば地の果てに来たと思うような絶景が迎えてくれる。

《コースタイム》 国道55大西交差点 15分→働々交差点 15分→伊座利峠 20分→登山口 5分→頂上
          歩行時間10分 難易度 @2345 登山道 整備されている 
          駐車場 登山口広場
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