四国山岳紀行 No076-950518 鶴松森(かくしょうもり) 1100m △3(兎ヶ佛)
                              高知県津野町 地図 王在家(南東)  山岳紀行トップヘ


                       不入山登山道から見た鶴松森

石灰採掘の鳥形山の南側に位置する鶴松森(1100m) は、高知県の津野町、仁淀川町の境に優美な姿で聳えている。布施ヶ坂北側真上に位置する鶴松森は、不入山と共に四万十川源流を間に挟んで東西に肩を並べている。頂上付近のススキの原は麓の村の萱刈場として、野焼きをして賑わった所だが、その広大なススキの原も今は殆んど人工林となっており、東側と北側は人工林が大きくなって、広大な頂上からの展望も、今は西から南側が開けるのみとなっている。


                           鶴松森登山口

登山口は幾つかあるが、今回は不入山登山口の林道入口北側100m先にある道路脇の登山口から登ることにした。不入山を下ってからの鶴松森への登山開始である。登山口の道路脇には「鶴松森へ 1 時間40分」と記された道標がある。


                        最初は自然林の中を行く

そこから雑木林の中の小道に入り、平坦な林の中を進んで行くと、この時節、ゴマノキやハイノキの白い花、オンツツジの真っ赤な花などが目を楽しませてくれる。権木の絡む尾根筋を小さいアップダウンを繰り返しながら進んで行くと、笹が絡む舟戸越え辺りから人工林の中を行くようになる。


                      人工林は葉山越えまで続いている

鶴松森の北側をトラバースして行く手前からは、スズタケの中を掻き分けて行くような所があるが長くは続かない。よく手入れされた人工林の中をだらだらと行くと、葉山越えの道標のある所に行き当たる。葉山越えから西へ折り返すように、雑木林と人工林の混じった尾根を20分ほど登って行くと、展望の開けた岩場のある所に出る。


                     自然林の中には季節の草花が見られる

岩場の上からは眼前に南東側の広大な眺望が開ける。眼下には谷間を走る国道 197号線沿いの葉山の村落が佇む。山腹には大規模茶畑が幾学模様を描いている。岩場からの眺望を楽しんで更に尾根を200mほど登りつめて行くと、間もなく大きな山名標識の立つ頂上に着く。側に三等三角点が草に埋もれて立っている。


                        山頂から南は開けている

頂上からの眺望は南側に大きく開け、西側には林の向こうに先ほど登って来た黒々とした不入山が頭を覗かせている。そして南側には土佐の山並が幾重にも重なり、遥か奥に背伸びしている山は堂ヶ森だろうか、正面には鈴ヶ森が山並の中に一段高く聳えている。正にこの山ではの大展望が展開する。


                         山頂から南側の眺望

南東の方向には須崎湾が望め、手前に蟠蛇森、その奥に太平洋が鈍く光っている。暫らく山頂からの雄大な眺望を楽しもう。大パノラマを堪能して往路を下って行く。「鶴松森」いつ誰がこのような名前を付けたか今は知る人もいない。それにしても鶴と松とは縁起のよい名前の山である。

《コースタイム》 登山口 1 時間15分→葉山越え 25分→頂上 20分→葉山越え 1 時間10分→登山口
          歩行時間 約 3 時間10分 難易度 12B45
          駐車場 不入山林道入口  登山道 植林地以外は少し荒れている。
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