四国山岳紀行 No056-940830 虚空蔵山(こくぞうさん) 675m △3(矢羽数森)
                      高知県須崎市/土佐市/佐川町 地図 佐川(南西)  山岳紀行トップヘ


                      山頂の中継塔が目立つ虚空蔵山

虚空蔵山(675m)は高知県の土佐市、須崎市、佐川町の境に跨る眺望の良い山である。山頂からの眺望が優れているため、電力や放送施設などの中継塔が山頂を占有している。今回は黒森山から蟠蛇森に向かう途中で斗賀野から車で登ってみた。

        斗賀野交差点にある道標                      途中にある山崎記念天文台

国道33号線から佐川須崎線を南下して斗賀野駅前から踏み切りを渡り、虚空蔵山への標識に従って進んで行く。虚空蔵山山腹にはフィールドアスレチックのある、わんぱく広場や山崎記念天文台などがあり、ファミリー向きの山である。山道は約 5.5キロ30分ほどで頂上に着く。


                       虚空蔵菩薩が祀られた山頂

標高675mの山頂には虚空蔵菩薩が祀ってあり、側に三等三角点がある。虚空蔵山という名前は、弘法大師がこの山に虚空蔵菩薩を祀ったという由来から来ている。山頂周辺はマイクロウェーブの中継塔で景観を損ねているが、眼下に横波三里の半島や、須崎市や土佐市の街並み、遠くに高知市街までもが眺望できる。


                         山頂の歌碑と中継塔

この山はその昔、不老長寿の妙薬を求めて、秦の始王帝が日本の国の仙人が住んでいるという、不老長寿の地にある霊山に部下を遣した。暴風雨に遭い土佐の宇佐に漂着した彼らは、この虚空蔵山に登って祈願したが仙人には会えず、むなしく帰国したという。遠い昔のそんな蓬莱山の伝説が今も残っている。


                      眼下に土佐市や横波三里が見える

山頂からの眺望は雄大で、東は室戸岬まで眺望できる。北側に目を転ずれば先ほど登って来た黒森山が特微のある丸い山容でよく目立つ。その奥には四国山地の峰々が霞む。眺望としては第一級の山である。山に登ったというよりドライブして来たという感じであった。そして次の蟠蛇森へと向かう。

《コースタイム》 斗賀野駅 30分(車)→山頂
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