四国山岳紀行 No049-940602 雲早山(くもそうやま) 1496m △2(雲早山)
                               徳島県那賀町 地図 雲早山(北西)  山岳紀行トップヘ


                         原生林が残る雲早山

雲早山(1496m) は徳島県神山町と那賀町の境に位置し、その原生林は風景林としてまた水資源涵養保安林として保護されている。雲早トンネル南口から東へ約 3キロあまり林道を行くと、谷川に架かった橋の手前に登山口がある。


                          林道脇の登山口

ここから谷沿いに登って行くと原生林に入る。鮮烈な水が沢を流れ落ちている。周囲はブナやカエデなどの大木が茂り清々しい緑の空間だ。急坂を登りつめるとコルに出る。左へ行けば高丸山への縦走路となっているが荒れている。


                         原生林に育られた清水

雲早山へは右にコースをとりブナ林の尾根肩を進んで行く。古い木の鳥居を潜り、コルから20分ほどで頂上に着く。頂上には小さな祠があり、一対の狛犬が祠を護っている。祠の後には二等三角点があり、登頂記念の標識が幾つも立っている。


          稜線まで原生林が続く                        山頂の雲早神社

頂上は那賀町と神山町の境界で三角点は那賀町側にある。頂上からは西に高城山その奥に天神丸や剣山が見えている。東から南東にかけては高丸山に連なる稜線が延びている。山頂に立った者のみが味わえる感動のパノラマである。


                         山頂の二等三角点

山頂の小さな祠は雲早神社、水の神様である。先人は水の恵を天に近いこの山に祈ったのであろう。雲多く雨早く、だから人々はこの山を雲早山と名付けた。天然林はまた水の貯蔵庫でもある。里の人々の水に対する感謝の思いがこの山にもあった。水の恵を思うとき、その源であるかけがえのない、山の緑を大切にしてほしいと思いながら雲早山を後にした。



                         頂上から高城山を望む

《コースタイム》 登山口 40分→コル 20分→頂上 15分→コル 35分→登山口
          駐車場 登山口に可  登山道 整備されている 
          歩行時間 約 1 時間50分 難易度 12B45
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