四国山岳紀行 No036-930829 塔ノ丸(とうのまる) 1713m △3(塔丸)
                          徳島県三好市東祖谷山 地図 剣山(南西)  山岳紀行トップヘ


                         丸笹山から見た塔ノ丸

徳島県の中央にどっしりと聳える四国第二の高峰剣山。その北側に夫婦池を挟んで丸笹山と塔ノ丸がある。8月下旬、私達は剣山の前衛の山、丸笹山(1712m) と塔ノ丸(1713m) に登ることにした。塔ノ丸への登山口は夫婦池の西側の車道を少し北へ行った所にあって、ここから1549m 峰を右に巻きながら自然林の中を緩やかな登山道が続く。


                          夫婦池と登山口

ピークを巻き終わり次のピークを左に巻きながら登って行くと、低い権木帯に変わりコルに出ると前方に視界が広がり、次のピークに向かって笹原の中の快適な尾根歩きとなる。目指す塔ノ丸の頂が奥で手招きしている。所々に白い岩の点在する中を1579m 峰に向かって進んで行く。



                         快適な塔ノ丸への登り

イワツバメが数羽空中を舞っている。1579m 峰からは次の1682m 峰への一番長い登りとなるが、周囲が開けて眺望が良いのでいつの間にか1682m のピークに着く。このピークを一気に下って最後の塔ノ丸への登りにかかる。ウラジロモミの林を登り切れば頂上は近い。


           頂上が近づいて来る                          山頂の標識

頂上に立てば眼下に名頃ダムが青く水を湛え、その上に三嶺の秀峰が聳える。北側には矢筈山などの山塊、東には先ほど登って来た丸笹山、そして剣山と次郎笈の雄峰が聳えている。暫らく山頂からの美しい山岳風景を楽しもう。


                        可憐な花々が咲いている

足元にはオトギリソウやシコクフウロウの花々がそよ風に揺らぎ、アゲハチョウなどか次々と訪花してのどかである。岩に腰掛けてそんな風景を眺めていると、花を摘み蝶を追った幼い頃の思い出が回想してくる。山頂ではもう海老色のススキの穂が伸び始めて秋の気配がしている。



                     山頂から丸笹山 剣山 次郎笈を望む

山の文献によると塔ノ丸は「峠の丸」つまりなだらかに延びた峠道を意味するのだという。昔は祖谷の人々がこの道を行ったり来たりしていたのだろう。私達は当時を偲びながら昔の峠道である塔ノ丸を下山して行った。

《コースタイム》 夫婦池 35分→コル 15分→1579m ピーク 20分→1682m ピーク 20分→塔ノ丸
          1時間20分→夫婦池 塔ノ丸歩行時間 約 2時間50分 難易度 1A345
          駐車場 夫婦池周辺 登山道 整備されている
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